ギリシャ神話にまつわる画集や本を眺めるのが好きです。

こういうの。



クロノスに始まりゼウスやアポロン、アフロディテ…各神の生い立ちやエピソードが楽しいのですが、なにしろ話が荒唐無稽すぎて全く頭に入ってこなくてすぐ眠くなるので、寝る前に眺めるにも良しです😆


で、そんな神話の登場人物の1人、ゼウスの妻ヘラの紀元前の神殿がギリシャ・サモス島にあるというので、トルコのクシャダスから船で渡ってみました。



なかなかヤバい女神ヘラ꧁  ꧂



自力でフェリーに乗りたかったけど、一日1便で巨大客船から個人のクルーザーまでたくさん停泊しているハーバーを見て「こりゃムリだ」とホテル近くを発着するサモス島往復ツアーに参加することにしました。


ちゃんとパスポートも持っていきます。





巨大客船を横目に、この船でクシャダスからサモス島へ所要1時間半ほど。

入国審査はかなりの列で、やはり島とはいえ出入国は大変だなと思いました。
島上陸後はツアーとは言え自由行動となりおっぱなされるので、自力でヘラに行かねばならない。
タクシー乗り場の看板を見るとヘラ往復で1万円以上!高くない!?(このあたりがバックパッカー根性)自力で行きたくなる。

とりあえず腹ごしらえに英語メニューを置いてるレストランで昼食。そこのお兄さんに「ヘラの神殿にはどうやって行くの?」と聞くとバスの時刻を調べて乗り場も教えてくれました。親切!!
直近14時発が最終、帰りは現地15時戻りが最終ですって!怖。
帰りバス乗れなさそうだなーそしたらタクシーだな。


バスの車窓は絶景。

港から30分ほど走りヘラの神殿最寄りのバス停で降ろされ、どっちが遺跡だろうとあたりを見回すも白昼、道行く人はおらず看板などの手がかりもなし…
近くのカフェにいたおじさんたちに「イレオン(ヘラの神殿のギリシャ語らしい。みんながそう言ってた)どこ?」と聞くと、「その道をまっすぐ1km」とのこと。
、、、1km???マジかー😆

タクシーもいないので、だーれもいない道を歩き始める。
1kmって遠くもないけど炎天下死ぬかも……(昼のレストランでワインハーフボトル空けてるし…)
と、10分ほど歩いたところで、レンタカーに乗ったアメリカ人ファミリーのお母さんが「ヘラ行くん?」と声をかけてくれました!!!涙涙
優しすぎます。感謝🙏


無事に神殿に到着。
このファミリーはヘラ2度目だそうですが、1度目は閉園時間15時を過ぎてしまい見られなかったそうです。
って閉園15時だったのか!!!!あぶねーー
ギリ!!拾ってもらえなかったら終わってた😭😭😭


紀元前6世紀の遺跡はさすがに神秘的で迫力がありました。
しかしこのテの古代遺跡って世界中どこもほんと人里離れててアクセス悪いよなぁ。古代の聖地は打ち棄てられる宿命なのかな。







このタワー、当時は今の2倍の高さだったそうです。
どうやって石積んだの?
ってか島は地震ないの?
今思い出せましたが「だるま落とし」に似ている!

しかしとにかく炎天下、暑すぎでだんだん頭がぼーっとしてきました。
ファミリーも同じだったようで、2度目の念願の訪問だそうですがわりとあっさり見終えてさぁ帰ろうとなりました笑

ファミリーと写真を撮りっこして、帰りもまたバスを降りた地点まで車に乗せてもらいました🙇‍♀️感謝。

港までの帰りはもうタクシーと決めてビール🍺
なにしろ汗かいた。



遠くのあの島はなに?と聞いたら、島じゃないよトルコだよ!と教えてもらいました。

タクシーで港近くに戻ると、まだ16時くらいなのにお土産物屋さんやレストランはかなり閉店していました。早いな!
シエスタ?
ギリシャは初めてでしたが、トルコとは雰囲気が全く違って、おじいちゃんの国っぽいというかとても枯れた(いい意味で!)印象でした。

わずかに開いてたお土産屋さんで、素敵なギリシャ神話アイテム発見。

このカップはアルキメデスだかピタゴラスだか、なにか数学的な法則?にまつわるトリックが施されたカップだそうなのですが(店員さん談)いまいち意味がわからなかった笑

こっちの壺、めっちゃツボ!
色んな神様の絵柄が並んでいたのですが名前表記がギリシャ文字でいまいちわからない。
店員さんにしつこく「これは誰?」と聞きまくって、デュオニソスにも心惹かれつつ(←酒の神)結局ヘラとアルテミス(強い女神たち!)の壺を買ってきました🙌🏻

遺跡含めてギリシャ往復はかなり疲れましたが神話の世界も身近になり、めちゃくちゃ楽しかった!
次またどこかのギリシャの島をめぐりたいなー