日曜の昼下がりに、ふらり下り列車の旅。
小田原駅ホームの東京寄りのほうに初めて行ったら向かいに大雄山線のりばが見えました。
こんな看板だったんだ。ちょっとかわいい。
ホームの立ち位置を変えるだけで気づかなかったものが目に入ります。


下り電車は午後ですがなかなかの混雑です。
熱海からの浜松行きも満員!

どこまで行こうか思案しましたが、体が三島で下車したがってたので降りて、駅舎にある魚がし鮨に直行。
前回も美味しくて、ずっと来たかったここでちょっと食べてから散歩することにします。


特選五貫盛り

魚がし3種握り
左から、にべ、かんぱち、かます
全部沼津であがったもの🐟
これで500円だなんて!

美味しかった〜
もちろん日本酒も飲んでますニコニコ
さくっとお寿司をつまんでから散歩する、っていう流れが我ながら大人っぽいなぁと得意な気分で(「散歩のとき何か食べたくなって」という池波正太郎のエッセイを昔読んだ記憶があります)そういう振る舞いに憧れてるなぁと自覚しました笑

お寿司のあとは、源兵衛川へ。


足つけました。
長くは入っていられないくらい冷たかった〜
ちびっこだけでなく、川に足をつけながら参考書で勉強している若者もいて、なんだか明治時代とかの風景のようでした笑






そのあとなんとなく立ち寄った昼から営業しているバーでは、マスターに三島の古地図のコピーを見せてもらいました。

水の都 三島町案内図

昭和初期?のものらしく、東海道線の三島駅はまだなく、駿豆線しか通っていないのにびっくり!
あの丹那トンネル開通前&御殿場線の時代だ!


現在地を教えてもらい改めて眺めると、区画や細い路地、水路など現在とあまり変わっていないように見えます。
マスターによると沼津と違って三島は空襲を受けなかったので、古い道などもかなり残っているそうです。

地図の左下あたり(広小路駅の近く)は遊郭街(中島遊郭)とのことで楼の名前が並んでいたり、
今はもう三島にないビリヤード場があったり。
「カフェー」や「牛なべ」の文字に時代を感じ、そしてやはり三嶋大社の周辺は旅館も点在してました。
当たり前ですが三島は今も旧東海道を中心に栄える町ですね。


ずっと眺めていたいような古地図でした。
そういえば小田原の古地図って見たことないなぁ。気になってきたぞ。

古地図に名前が載っていて、今も営業しているお店としてマスターが教えてくれたのが割烹「登喜和」さん。(地図では「ときわ」となっている)
なんと5代目だそうで、当主は代々同じ名前をつぐという歌舞伎役者みたいなあれだそうですよ。すごい。
さらに、三島で有名なとあるうなぎ屋さんはこのときわから独立した方だという情報も。
バーを出たあと思わずお店を見に行っちゃいました。
値段はそこまで敷居が高くなかったので、次回はこの老舗でお食事させてもらおう。



そんなこんなで、来るたびに「次きたときはこここに来たい!」リストがたまる一方の三島です。
帰りはまたお花屋さんで植物を買い、JR駅前のクラフトビール屋さんで〆のビールを飲んで、小田原へ帰りました。