雨の週末。
都内に住む友達と静岡駅で待ち合わせて、美術館と酒場に行ってきました。
友達は新幹線、私は小田原から東海道線でのんびり下り、12時に待ち合わせ。
沼津から先は東海道線で初めての駅通過となりましたが、車窓から見たところ「富士駅」の周辺は何やら古そうで次回探検してみたい雰囲気でした。ここは身延線も出ていて古くからの要所のようですね。
静岡駅到着。
銀座や野毛(笑)で何度も待ち合わせしてる友達と、静岡駅で待ち合わせするというのも新鮮なものです。
ランチに行こうとしていたお店がお休みだったので、駅ビルのレストラン街でいい感じだったこちらにIN。
大衆酒場。のれんが大迫力!
食後は友達のご提案で染色家、芹沢銈介の美術館へ。
私はこの方を知らなかったのですが、沖縄の紅型や民藝の流れを汲みつつモダンな作風で、美術館の建物も素晴らしくとても見応えがありました。
建物は芹沢銈介自らが建築家・白井晟一に設計を依頼したもので、別名「石水館」と呼ばれ白井が好んだ京都・高山寺の石水院にちなんでいるそう。石の壁や窓枠などのアーチが美しく、モダンでドラマチックな舞台装置のような建築!私はこちらに魅せられてしまいました。
こんな家に住みたい!
石の壁は韓国産の花崗岩。韓国で採掘し日本へ送るためにたいへんな苦労があったとパンフレット↓には書かれておりました。
※その後、白井晟一について調べてみたら、飯倉の交差点にあるノアビル、あれも白井晟一なんですね!なにか周囲と違う異質なオーラを放っていると思いました。
芹沢銈介美術館は登呂遺跡の一角にあり、帰りには弥生式住居や田植え風景(でもトラクター)も見ることができました。
雨の中見る弥生式住居は、戸口にヌッと弥生人が出てきそうな気配でした。
静岡駅前に戻り、続いて静岡市美術館でスイス プチパレ美術館展を鑑賞。
こちらはルノワールからデュフィ、藤田嗣治までぜいたくな、華やかな展示でした。
美術鑑賞後はおたのしみの酒場めぐりスタート。
駅前の目抜き通りを予約の店に向かう途中、駿府城と慶喜の話をしていると、たまたま通りすがりの道端の石柱が目に。
慶喜公の屋敷跡!
シンクロニシティ。
いまは浮月楼という料亭として営業されている模様。
ちょっとお庭を拝見。
今回寄らなかったですがかの有名なサウナ「しきじ」もこのあたり(登呂遺跡のほう)なんだと看板で知りました。次回はサウナ+酒場めぐりも気持ちよさそう!
ワンコイン1時間500円やりたい
今回も知らない街を歩いて、知らないものにであえました。
友達も「静岡ってノーマークだったけど楽しかった〜」と喜んでいて、これからも小田原以西を開拓していきたいな〜と思った半日でした。