散歩の途中、たまたま見かけて気になっていた黒板塀と木造家屋の古い店。
心のメモに書き留めていた、その鰻と鳥の店「柏又」(かしまた)さんにとうとう行くことができました。
3人で予約し、通されたのは左側の入口から入った座敷。手前がテーブル席、奥が小上がりになっています。
テーブル席は年配の家族連れでほぼ満席でしたが、室内に音楽はなく無音、昭和で時が止まったような調度品が蛍光灯の光に照らされており、そのなかで皆静かに鰻を食べています。
浮ついた雰囲気一切なし!
きっと昔から通い続けている常連家族なんだろうな。
店員さんも白い前掛けをした女学生(「女子高生」ではなく)と年配の女性で、いきなり昭和にタイムスリップです。
まずメニューのなかで浮いているこのトマトサラダを注文。
正直よくわからないメニューではありましたがふつうに美味しかったです。
きっと2代目が考案したときは斬新でハイカラだったんだろうな~と感じさせるレジェンドメニュー。
こういうのがしっかり残っているのが老舗らしいですね。
うなぎはフワッフワで美味しかった。
タレはあっさりめでした。
日本酒とうなぎ最高!
しかしお酒でごきげんになる雰囲気の店ではなく、また他のお客さんもとにかく静かなので声のトーンが高くならないように気をつけるのが大変でした。同行の友達とも「うるさくしたら怒られそうだね」などと話してすっかり若造気分です。そんなのも老舗の楽しさ。
うなぎのあとは、真逆の雰囲気のパリピなお店など2軒ほどハシゴし、友達は新幹線で帰っていきました。
小田原の老舗めぐりツアー、つぎはどこ行こうかな~。