夏祭りや花火など、浴衣を着ておでかけする機会が増えるこの季節。
帯を締めると気持ちもキュッと引き締まり、
繊細な所作や動きから、ちょっと“イイ女”な気分にさせてくれますよね。
でも、和服初心者は徐々に着崩れてしまうのが心配。
着崩れを防いで、1日美しい状態をキープするひと工夫を、
着物スタイリストの秋月洋子さんに聞きました!
「着崩れしないようにとひもや帯をきつく締めるのはNG。
襟元や脇、腰など布が重なる部分の崩れは、
内側から布を引っ張れば直せますがきついとこれができません。
着崩れした時に直せる“ゆとり”を作っておくことが重要」(秋月さん)
しっかり締めるのは腰ひものみ。
胸ひもを締める場合は、肺に空気をいっぱい吸った状態で軽く締めると、
息を吐いたときに適度な具合になるとか。
また、浴衣を着ると気になるのが体のライン。
「なるべく体の凹凸をなくすこと」が、和服をきれいに着こなすコツと秋月さん。
「胸が大きい人は、スポーツブラや和装用下着などで、
ふくらみをなるべく抑える。
ウエストが細い人やお尻が小さい人は、
バストとウエストのラインがなだらかに見えるように、
肌着の上にタオルを巻くと厚みも出せて、
汗も吸収するのでおすすめ」(同)
そして、下着の透けやラインの浮きも要注意。
前身ごろは大丈夫でもお尻部分は布1枚なので、
ベージュのものやTバックを選ぶなど、
後ろ姿も“イイ女”を心がけて!
(ライター:坂井あやの/verb)