冠婚葬祭で使うパールネックレスはすでに1本お持ちになっていて、

そのネックレス以外に使う機会のないネックレスをお持ちの方は意外と多いのではないでしょうか?

 

両親や祖父母にプレゼントされたが、年を経て、違うサイズの新しいネックレスを購入した。

 

パールネックレスは冠婚葬祭で使うつもりだが、数本所有しているのでなかなか全部をつける機会がない。

 

いずれは誰かにあげる予定でいるが、なかなかタイミングもなく結局宝石箱にいれたまま持っている。

 

三者三様、様々な理由で結局使わずじまいのパールネックレスをお持ちの方が多いのではと思います。

 

 

 

パールはご自分の代で一生を共に。。

 

20年間真珠の卸売りをやってきた立場からお伝えさせていただくと、

パールは他の鉱物の宝石と違って貝が作った有機物の宝石なので、

ぜひ、購入されたお客様の代で使う機会を増やしていただきたいです。

 

パールは経年変化で、どうしても劣化が避けられない宝石です。

使用後のメンテナンスや保管方法で品質に大きな差がでてきますが、

何十年単位で違いを見るとそれでも変化は表れてしまいます。

 

 

結果的には、ご自身の代でしっかりと使ってあげるのがいいのではないかなと思います。

 

 

その昔、「ダイヤモンドは永遠の輝き。」というデビアスのCMが流れていましたが、

パールに置き換えるならば、「パールは一瞬の輝き。」と言っていいと思います。

 

ご縁があってパールを購入されたお客様と共に一生を送ると考えていただいても大げさではないほど、

パールの輝きははかないものなのです。

 

 

とはいえ、フォーマルでパールのチョーカーを身につける機会は年間を通じてもそれほど多くはないと思います。

ましてや、フォーマル用のパールネックレスが2本、3本あると、

なかなか使う機会が来ないパールが出てくるのが現状だと思います。

 

 

 

静かにパールリフォームの人気が高まっている。

 

 

私の仕事は卸売り業者として、パールを仕入れ、販売することなのですが、

最近はお客様が現在使う機会のないパールをリフォームして欲しいという依頼が増えてきました。

 

 

以前は、パールネックレスの糸替えが主流でしたが、

最近ではネックレスをピアスやブレスレットに作り変えてほしいというお客様も増加しつつあります。

 

 

これまでは、使わないパールネックレスはそのまま宝石箱にしまわれていたのですが、

SNSの普及などでお客様もいろいろと情報を得る機会が多くなり、

その結果お手持ちのパールネックレスをリフォームするアイデアをお知りになられたのかも知れません。

 

 

最近は、パールもより多くのシーンで使われるようになりました。

昔は、「パールは冠婚葬祭で使うもの」という意識がありましたが、

ジュエリーメーカーやファッション雑誌もプラスαとしてのパールの魅力を引き出すことに力を注いでいます。

 

パールを強力なファッションアイテムとして考え、様々なデザインを使ってパールの魅力を表現しているのです。

 

その影響もあり、お客様の側もパールに対しての意識が高まり、

これまで宝石箱にしまったままだったパールをあらためて使う方法を考えて、

リフォームをするという選択をされる方が増えてきたようです。

 

 

具体的にどのようなパールリフォームがあるの?

 

それでは、いったいパールリフォームはどのような方法があるのでしょうか。

結論からお伝えしますと、

 

〇パールネックレスからお好みのアイテムに作り変える

〇パールネックレスにお好きな色石を組み込むことで長さや雰囲気を変える

 

この2つのリフォーム方法を用いて、より日常づかいのできる形にするお客様が多いです。

 

 

具体的にご説明します。

 

〇パールネックレスからお好みのアイテムに作り変える

 

ピアスやイヤリングに

ブレスレットに

ショートネックレスに

 

こちらはネックレスから全く他の使い方に変化させるリフォームになります。

パールネックレスなら、一年の間に数回しかつける機会がなくても、

日常的につけるアイテムに形を変えることでパールをより楽しんでいただける方法です。

 

 

一般的なチョーカータイプのパールネックレスは長さが約40cmになります。

その40cmのネックレスをいくつかのアイテムに変化させます。

 

例えば、ブレスレットでしたら約18cmほど、

ぶら下がりのピアスでしたら両方で10cmほど、

など、工夫次第で数種類のアイテムに変えることができます。

 

 

また、パールのみで形を変えるだけでなく、

チェーンを組み合わせてステーションタイプにする方法などもあります。

 

チェーンもK18からシルバーまで様々です。

お好みの素材を使ってリフォームすることができます。

 

 

実際私が作っている商品の作品集をInstagramにあげておりますので、参考にしていただければ幸いです。

 

 


 

 

〇パールネックレスにお好きな色石を組み込むことで長さや雰囲気を変える

 

もう一つのリフォームの方法がこちらです。

こちらも、リフォームすることでパールの使用頻度が格段に上げることのできる方法です。

 

色石は、パールよりも多彩な色がありますので、

組み合わせることでネックレスをより色鮮やかにできますし、

パールをベースにしたロングタイプのネックレスに仕上げることができます。

 

 

また、年齢とともに、チョーカータイプのネックレスを使わなくなってしまったり、

金具の付け外しがわずらわしくなってしまうことがあると思いますが、

パールネックレスに30cmほどの色石を足すことで70cmほどのネックレスにしていただければ、

金具を使わずにかぶってつかうロングネックレスに作り変えることができます。

 

 

付け加える色石の価格も千差万別です。

リフォームに高価な石を使うと、目的としては本末転倒になります。

日常的にカジュアルでご使用になりたいのであれば、

より安価な石が存在しますのでそちらを選択されることをお勧めします。

 

 

まとめ

ここまで、もし使っていないパールがあれば、

それを違う形にリフォームすることで格段に使う頻度が上がるということを説明いたしました。

 

〇パールネックレスからお好みのアイテムに作り変える

〇パールネックレスにお好きな色石を組み込むことで日常づかいのできる形に変える

 

この2つの方法が、がお勧めする最善のパールリフォームです。

 

パールはダイヤモンドや他の宝石と比べてもリフォームに向いた宝石です。

ダイヤモンドなどはどうしても彫金の技術が必要となり、

そのために追加で金やプラチナを付け加えなければならないこともありますが、

パールは糸やワイヤーを用いるだけで比較的安価にリフォームすることができます。

 

 

もし、お手持ちにお使いにならないパールネックレスがありましたら、

一度お手に取ってみて、いろいろとアイテムをイメージされるのも楽しいかもしれません。

 

その中で、ご自分がそのアイテムをつける様子が浮かぶのであれば、

実際にリフォームという選択をされるのもありかな、と思います。

 

 

いずれにしても、せっかくご購入されたパールネックレスですから、

何かしらの方法で使う機会を探すのはその過程も楽しめるかもしれません。

 

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました^^

Pearlworksでは、お客様が現在使っていないお手持ちの真珠製品を再びお使いいただけるように、

お客様とご相談しながら使い方を考えるパールリフォームを行っています。

 

「リフォームすると余計なお金がかかる」と、結局お手持ちの真珠を使わずじまいということはありませんか?

 

パールネックレスは、ダイヤモンドやルビーなどと違い、リフォームする際に余計に金やプラチナを付け足さなくても使える形にできます。

 

お客様のご年齢や時代によってパールの使い方も変わってくることでしょう。

その時々に応じて使いやすいように、長さやデザインを変えることはそれほど難しいことではありません。

 

よろしければ、Instagramやオンラインショップの私の商品をご覧になっていただいて、

こうなればいいなという商品がございましたら、ご一考ください^^