真珠って手入れが大変でしょう!? | 真珠の声を聞くパールソムリエ磯和なつ

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真珠は日本女性の品格ある美しさを引きよせます。

真珠の専門家、パールスタイリストの、磯和(いそわ)です。

もう3月に入ったというのに寒い一日でした。

今日のお客様は、東京から友人に会いに神戸にきたとか・・・。

11mmくらい真珠のアンティークな感じのリングしておられたので
「ステキー」と思わず声をかけてしまいました。

お友達の作品で、コットンに真珠色をコーティングしたものとか・・・。

はじめてみるので手にとって見せていただきました。

かる~くてなぜか懐かしい感じのするリングでした。


その方は、真珠のこと好きだけれどあまり知らないとのこと・・・。

で、腕によりをかけて説明しちゃいました。

母上から、真珠の3連のネックレス譲り受けたとか。

でも、「黄ばんでいて、とうの母もびっくり」とのお話でした。 

真珠は、残念ながら”石”ではなく、炭酸カルシュウムという有機質でできているので、酸素に反応して少~し黄ばみます。

絹織物が、やはり少し黄ばむ感じとよく似ています。

汗などの汚れがついたままだとそれがひどくなりますね~

でも使った後、丁寧に汗や、汚れをふき取ってあげると自然の経年変化(年数を経ることによる変化)はあっても光沢が失われることはありません。

経年変化は、皮の光沢の変化とともに味わいが出てくるのと似ています。

なので、光沢のよい巻きの厚い真珠を選ばれることお勧めします。

巻きの厚い真珠は、時間を経てもその輝きにとろんとした少しクリームがかったよさが出てきます。

真珠の肝は、てりと呼ばれる光沢です。


真珠の価値はいろいろありますが、光沢はその一番の大切な価値

次は、そのこと 真珠のグレーディング(等級付け)ついてお知らせしましょう。