ユダヤ富裕層が13歳までに学ぶお金のルール [ 川口幸子 ]


色々と投資の本を読んでいますが、こちらの本は人生におけるお金の関わり方、日本人のお金との付き合い方の下手さが伝わる良い本でした。


日本人はお金の話をはしたないとしがちで、金融教育を受けずに社会に出てとまどう、貯蓄より複利効果を狙った投資をしたほうが良い、など、うなずく話がたくさん出てきます。


筆者は3歳から9歳まで資産家の祖父母に育てられ、アメリカやイギリスで育ちました。ユダヤ人との交流があり、彼らの生き方から学び、日本に帰国して、日本人のお金への接し方に違和感を感じたそうです。


世界人口の0.2%しかいないユダヤ人は、世界の大富豪ベスト500のうち200名を占めており、ノーベル賞経営経済部門受賞者の6割も占めています。


ユダヤの格言 

「一番の投資は知識であり知恵である」


どんな理不尽な理由で土地やお金などの財産を奪われても、知恵だけは奪われない。その知恵をもとに、また資産を作っていくことができる。


ユダヤ家庭に学ぶ教育法、のような育児本も何冊か読んだ事があるのですが、迫害されてきた歴史の中で知識は奪われないために教育に力を入れてきたと、同様の事が書いてありました。


お金への知識と健康、リスク管理が大事で、日本にもこの考えがもっと広まればいいと思いました。