日本迷作劇場 冠羽瑠璃編 誤注文の多い料理店 春 PartA | 真珠のドラゴン

真珠のドラゴン

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哲学堂公園 満開の梅の木の下で記念写真(<心的>フェノールフタレインで噴射したもの) 

左から 虎とらさん。 幽霊ファントモン 天狗天狗横顔 IQ一休さん 堀尾・クロフネール・ネコ助シャム猫(通常)

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誤注文の多い料理店食事

$銅の馬の背に乗って

ミーハー豆腐物語
誤注文の多い料理店
○竹虎物語 Part1
○誤注文の多い料理店 春編←
○誤注文の多い料理店 夏編
○誤注文の多い料理店 秋編
○誤注文の多い料理店 冬編
○竹虎物語 Part2
○トラムポン
○謹賀鉄道の夜(裏街道)

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哲理門-この一門は四聖堂の正面にあり、これを哲理門と名付け、門柱には『棹論理船遡物心之源、鞭理想馬登絶対之峰』(論理の舟に棹さし、物心の源にさかのぼり、理想の馬に鞭打ちて、絶対の峰に登る)と題してあります。そしてその両側には仁王尊の代わりに天狗と幽霊の彫刻物が入れてあります。以前よりこの地に天狗松と幽霊梅があったための意匠です。『物質精気凝為天狗、心姓妙用発為幽霊』(物質の精気凝りて天狗となり、心姓の妙用発して幽霊となる)またこれを妖怪門とも言います。
(哲学堂公園 古建築物案内から)



井上円了という明治から大正にかけて活躍した大哲学者がいます。彼は東洋大学の創始者でもあり妖怪学を著した妖怪博士としてもその名を残しています。妖怪を学門として著すほどですから、妖怪に詳しいのは勿論のこと、彼の妖怪ぶりもたいへんなものでした。円了の書斎は、天井や壁にいたるまでことごとく妖怪の絵で埋められています。それに屋敷のあちこちには、神秘祠、唯物庵、唯心庭などとかかれた奇妙な石や碑が置かれています。円了が生きた明治時代はまだ多くの人々が迷信(偏見や思い込み)に捕らわれていたことから、こうした誤った認識を科学的に徹底解明することで人々を救おうとしました。しかし円了は妖怪を否定していた訳ではありません。科学でも解析できない『真の妖怪(未知)』の研究を通じて、真理の研究が始められなければならないと考えていたのです。



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1. 怪談石にきざまれた標語『鰹節山門に入るのを許さずず』

幽霊梅/跡地と知らずに/閨目白/桜の上に/眠ってた春、メジロzzz

ウォイ!キタロゥ!目玉おやじピース何だい、父さん?鬼太郎言いたかっただけです・・・。座敷童から雪女まで、日本に伝わる妖怪話ゴースト、今に生きる俗習などの聞き伝えを集めたものから1つをご紹介しましょう。太古の虎々が起こした怪異霊力譚から大分外れた、とあるビレッジに竹虎の梓(たけとらのあずさ)という踊りで評判のディスコタイガーがごろついておりました。彼女は人々に勧められた文学書やおごり飯に親しんで、豊かな発想力と優れた物乞い能力を身に付け、緞帳芝居を掛け持ちするほど人気の踊り子になりました。開幕のときに銅鑼を打つのが珍しく、それもまた好劇家の印象に残ったようです。中島敦が横浜へ来て5年目の冬、『何トナク和歌ガツクリタクナル 作リ出スト二十首タチドコロニ出来ル』と手帳に記し、それを『和歌(うた)でない歌(うた)』と称したことに感化された竹虎は、『躍りではない踊り<叢から一匹の猛娘が踊り出た>』とも言うべき異なる実践の峻別を、憧れが凝縮された虎に翼ダンス=Gonna Fly NowやWhat A Feelingに支えられながら舞台で踊り続けたと言われています。以来、多くの名舞台を竹虎は生み出しましたが、彼女に関する資料はほとんど散逸しており、現存する資料に関しても、断片的な原稿が洞穴に散乱して残されているだけでした。これは結局は、当時の創作形態や制度を連想すると思いますが、竹虎の本心はそこにはありませんでした。俄か造りの追随者を追いかける迷い子が彼女の周りには沢山いたためです。洞穴に入って憧憬を追う浪漫的な生き方を好んだ竹虎の物語に、ノンブルの欠損箇所が連続して見られるのは、只恍惚に、春と共に人間の背景にある自然という光の中で踊り続けたからだと遺稿編集者は断言しています。

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚* 劇団ボロ倶楽部 虎伝 第8話

がさごそがさごそ。あちきは竹虎や!お父ちゃんも竹虎や!がさごそがさごそ。


(観衆<その声は、我が友、李徴子ではないか~!?) 果して叢から一匹の猛虎が踊り出た!

(観衆<いよ~っ竹虎屋!!)(観衆<キャー虎ちゃ~~んラブラブラブラブ

仲嶋梓<かっぽれかっぽれ生茶にかっぽれ~!俺は四天王の大将!ドラゴンつかいのワタルだ!知っているだろうドラゴンは聖なる伝説の生き物だ!捕まえるのが難しいけどうまく育てりゃ強さは天下一品だ。からだも丈夫だし小手先の攻撃も無駄さ!…さてと!そろそろはじめよう!それとも今からシッポをまいて帰るかい!シェクル!


シェクル<吾輩はどこまでも人間になりすましているのだから、ポケモンをせぬ馬の動作は、どうしてもちょいと舞台に上りにくい。椛田の迷窟、ミュウツー先生の御手前だけでご免こうむることに致そうマスターボールミュウツー

仲嶋梓<ヤバいトラwwwペルル!とんぼがえりトラ!! ペルシアン<ウエスタン・プロ・テキサス!!

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚* 閉幕 (来場数 5人3匹2本1尊)


☆夏目漱石の偽物の掛け軸『鰻去来』 ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

姫路詩織<オッツー、今回も良かったんじゃねえか?筋書きも面白いし、メロディーも観客の好みに合わせてるしな。仲嶋梓<トラーッ!姫ちゃんが来てくれたトラ!!姫路詩織<まあ演劇ライバルとして半分索敵も兼ねてだな(笑)ところでよぉ梓、1章1章に完結性がないのはわざとなのか?私はそれが面白くて結構気に入ってんだけどさぁ。仲嶋梓<虎伝は一回きりの講演だったんだけど、思いのほか好評だったトラ!それに(鷹濱)実子が面白がってトホホギス掲載の枠を空けとくから続きを書けというもんで、脚本のなっち(夏芽草)が書き続けていくうちに次第に長くなったという経緯を持つトラ。だから完結性がないというよりも、そもそも長編の意識がないんだトラ。姫路詩織<ふぉーダースベイダー成程な。私は小沙弥先生と飼い猫が歌舞伎を見てずっこけるシーンが好きなんだ。あれもうちょっと掘り下げてもらうようなっちに頼んどいてよ。それにさ、虎と小沙弥先生が出る号は売れ行きもいいんだろ?仲嶋梓<やめろトラwww(笑)姫路詩織<(大爆笑)仲嶋梓<自嘲のニュアンスを含む笑いの方便というのは、連想の奇抜さにも一種の洗練がいるトラ。(自慢げに)夏目漱石や太宰治、芥川龍之介、そんな知識人の苦虫を噛んだような自己嘲笑に続いて、中学教師に引き取られた一匹の虎ちゃんの眼に映じた人間社会への観察活動も忘れちゃいけないトラ🐯まあその・・・あちきたちは亜流ではあるけれども、どうして本質的洞察を担った役者達がこぞって甘ったれ太郎の甘ったれたお涙によって辛辣な嘲笑を浴びなければいけなかったんだトラ!(お怒り)姫路詩織<確かに(笑)でも待ってくれよ梓、文豪が持っていたその自嘲のニュアンスというのは、それらを越えて自らを省みようとする姿勢と、人間に対する同情的な眼差しがあったからでねえの?仲嶋梓<え?姫路詩織<例えば『吾輩は猫である』ってさ、猫の視点によってさまざまな人間の主張を相対化して描かれてんじゃん?仲嶋梓<うん。批判する(笑う)者と批判される(笑われる)者とを同じ水準でとらえることは、猫の視点によって初めて可能になるトラ。それに冷静な判断を加えているとはいえども、決して吾輩は冷笑的ではないトラ。姫路詩織<ふーん。それは何でだ?猫の同情的眼差しの中に収められ、統一性を与えられることで、文学的なリアリティが保てるから?仲嶋梓<うーん。。猫は苦沙弥をはじめとする逸民たちの滑稽さをどんなに笑おうと、最後のところで、自分の主人とは共感によってつながっているからと思うトラ。だから、実際に漱石の家に子猫が迷い込んだことと、虚子に文章界へ寄稿を求められたことの二つの偶然によって『猫』が誕生したとすれば、この偶然は漱石にとってそれ以上望むべくもない幸運だったんじゃないのかなトラ。姫路詩織<なるへそね。

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ところかわって

作品名『UCCかわいいよUCC』

作品裏側に Andrea del Sarto:畫をかくなら何でも自然其物を寫せ。

キー(袋小路魯海人の飼い猫)<偽物のAndrea del Sartoの心得を極め込んだ贋物作家の夏目家三代目の猫を模写した贋物作品であると同時に、電子ブックリーダー端末における文学小説の販売に関わる春宵〔ママ〕な悲喜劇的作品としても脚光を浴びたシロモノね猫肉球 茶色これを第二Andrea del Sarto極め込み事件というわ。著作権が切れた小説をスピンオフ化した際に挿絵として載せられたものと思われるケド、そこに捏造されたアンドレア・デル・サルトの心得をバッチリ書き残しちゃったことが贋作である理由の一番のキメ手(証拠)ね掛軸絵の具完成年度と通信履歴を比較して推測するに、短篇小説を区分し、一篇ごとのダウンロードができるキャンドル(電子書籍販売)のサービスを使ったのだとおおよその献灯〔ママ〕がつくケレド、あらすじ読みの贋物作家が1章分の『吾輩は猫である』しか下載(ピンイン)しておらず、その出鱈目なオチに気付かなかったためだろうとアタシは考えてるわ魚オカメインコルチノー前(涙)・・・ふーん。アナタ欠航〔ママ〕やるじゃん。何、漱石の存在は自身の問題として正確に捉えてゆかなければならない?君も漱石の孤独をよく自覚してる?漱石について話し合おう?アンタねえ、それだったら猫の気持ちをまず一番に察しってやるべきじゃないの、アタシは漱石の孤独なんて知ったこっちゃないわよ、何呑気なコト言ってんだか((苦笑))第1章はアンドレア・デル・サルトのオチも含まれているスライム本物のホイミンまあ、それはアナタの言う通りね。贋物作家が第一章の前半しか読まず、模倣品を書いたのであれば単簡に納得がいくわ。問題は、畫をかくなら何でも自然其物を寫せ。に続いて括弧付きで(Art ハ nice nature ヲ imitateス。)という意味深な言葉が書かれていることよ。陶器の裏に『レ』の文字を入れて敬愛する魯山人になにげない嫉妬心を魅せる〔ママ〕似非芸術家の魯海人〔パパ〕はね、このAndrea del Sartoの心得を極め込んだ贋物作家の夏目家三代目の猫を模写した贋物作品を見て大変驚かれたわワギャンワッ


袋小路魯海人の師匠:目利きのKEY

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左:夏芽草(なっち)
右:村守春花(はるちゃん)

Art ハ nice nature ヲ imitate ス。
Art ハ nice nature ヲ idealise ス。
Idealisation ハ desire ヲ表明スルニ過ギズ
故昔日の Idealisation ハ今ノ imitation ニシテ
今日の Idealisation ハ後日ノ imitation トナリ得
即チ idealisation ハ願望ヲ意味シ ideal ハ real ノ先駆トナル。之ヲ心理ニ徴スルニ然リ即 ideal art ガ actual world ニ及ボス結果ハ actual world ヲ ideal ノ方向ニ進歩セシム。


夏芽草<にゃにゃにゃにゃにゃんと~ロンドンで文学の鋭意研究をしていた頃の覚書をすっぱ抜かれちゃったニャクロネコ?ごめんなさいキャラ戻しますニャン。『芸術はnice natureを模倣し、同時にnice natureを理想化する。そして理想化は願望の表明に過ぎないがゆえに、過去の理想化は今の模倣であって、今の理想化は後日の模倣となりえる。』付け加えれば、過去のnice natureの標準に現在のnice natureの標準が埋没する場合は、ただ過去を模倣することに留まるということね。というわけで姫路詩織へ。私たち文芸家の誤った予期が未来に対する指針とならないことは無論、あなたたちとの野球対決での敗北(GOOD・BYE♥)で立証済みなので糸色っ文寸に掘り下げませんwwwというわけで次にワラビーズと対戦するチームにアドバイスなのですねこ電気座視できない理由が彼女等にはあるからというべきね。奥地哲学者である(冠羽)瑠璃ちゃんが所属している短歌会は『平凡にして過酷なる日常の起伏に抒情を発見し、平易な表現で人生の機微を唱い、以て同人の志魂を養う』という趣旨で詩が詠まれているわ。つまりそれは微温的で月並み、詠むに堪えないけれど、そんな詠草の中に沢山のnice natureが散りばめられているってことなんだね。ワラビーズは、そんなキラキラした宝石を持っているチームだと感じたよベルもし異色破調的に勝負するのであれば、自分の持ち味であるnice natureを最大限引き出してみてにくきゅう頭で理解している知識と、現実にそれを実践することとの間には大きな深淵に気が付くかもしれない。それでもワラビーズは有馬記念のナイスネイチャ、香港ヴァーズのステイゴールド、オルフェーブルのラストランに花を添えたウインバリアシオンのように、私たちの心の平安を裏側から祝福してくれた大きな存在だったわリスあなたたちが専門の創作をする限り、ワラビーズが忌まわしき極道のポケットを巡遊させる限り、きっと面白い勝負ができるはず。他の誰かにとって自分がナイスなお姉ちゃん(兄さん)な役割を果たすことができた時、きっとあなたたちの願いも叶うはずよ。朧げな心のファームを駆け回るナイスネイチャの脚音が聴こえてきたが最後、彼等彼女等の軌跡をくっきり残せるように底力をしっかりぶつけてやりなさいよ。それじゃ、頑張ってね♥もう一度姫路詩織へ→→→GOOD BYE♥←マジでこれふざけんなwww



村守春花<ミックジャガー、オーケー?ダンシングタイガー、春バーテー?こんにちわ、春ちゃんです♥自己流ではありますが『吾輩は猫である』を紹介させて頂くことになりました。お役に立てたら嬉しいです。それではさっそく。吾輩のモデルとなる猫は漱石夫人の『漱石の思い出』によると、漱石宅で当時飼われていた猫で、作品中の随所のエピソードと符合すると書いてあります。その猫を擬人化させて、読心術までも心得てると増幅させたとき、文芸史上ユーモアに富むユニークな小説が誕生しました。僕は夏目漱石の自転車日記も好きで、摩訶不思議なビーグルに悪戦苦闘する主人公の自虐的なフレーズや、その発想の面白さといった視点の卓越性というものは、そのまま吾輩は猫であるに繋がっているのだと思います。吾輩の主人の名前は苦沙彌。職業は教師。胃弱のくせに大食漢であり、読書をしてもニ、三ページで居眠りしちゃいます。そんな苦沙彌先生の置いてやれの一言で吾輩は安住の場を得ます。苦沙彌先生は人に勝れてできることはないのだけど、何にでも手を出したがります。俳句、謡、バイオリン、どれも全く物になりません(笑)水彩画も始めましたが、これも上達の見込みはありません。一方吾輩は読者を笑わせてくれる立派な見識の持ち主なのですが、鼠も獲らず泥棒が入ってもニャーとも鳴かない猫で、お雑煮を頬張って失敗してしまうようならしくない一面も見受けられます(笑)主人以外のものには、はなはだ不人望とも見えますが、苦沙弥らの駄弁が尽きた時、吾輩は『(文章カラ)呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする。』と彼らの心情に寄り添いながら悟ります。吾輩の認識にも一種のどこか悲しい音が加わり、吾輩はビールを舐めて水甕に落ちてしまいます。吾輩の瞼が閉じられるとき、登場人物達もまた甕の底に沈んでいくように思われる形で幕が閉じられます。
話は変わりますが、夏目漱石の吾輩は猫であるの初版上篇自序には、〈固より纏まった話の筋を読ませる普通の小説ではない、此書は趣向もなく、構造もなく、尾頭の心元なき海鼠の様な文章である〉ということが漱石自ら記してあります。そして『吾輩は猫である』の表題を真似て、吾輩は子猫、犬、鼠、馬、フィルムである式の亜流本も次々と出版されました。漱石が謙遜して言うくらいですから、その亜流本の中には彼が描いたような高次の物語は恐らくなかったでしょう。ただ僕は、猫の視点ではとらえられぬ空間の広がり、つまり漱石が使命感を抱いて人々の断念の底(甕)から汲みあげてたものとは違った断念が、亜流本にも含まれていたと思うのですダイワスカーレット軽妙な駄洒落で外装されていた(縛り付けられていた)、全然『神ってない』面白い野球チームのお話、僕は好きでしたよ。それではこれからもワラビーズやみなさんに祝福がありますように、GOOD BLESS YOU!(楽しくてアレンジしはじめる)

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キー<あんた絵ぇ描くときのペンネームSAIKAって言うんだ!?あはは、全くバカなんだから(笑)大体ねえ、人間の表現によって、果たして直接的に動物の世界を描くことなんてできるのかしら?(え~だって今さっき猫の気持ちを1番に考えるべきって言ってたじゃないっすか~、と猫の頭をなでなでしながら質問する彩佳<さいか・絵描き>に対してキー→)なんにしたって、動物をなんらかの方法で文績〔ママ〕することはできても、動物の感受する世界を人間が共有することなんて無理があるしね。(きっぱり!)でもほれ、夏目漱石が猫の縁で猫を描いたように、文学上(あるいは芸術上、あるいは学術上)で描かれた動物は動物学上の動物と無関係といわないまでも、同一である必要はないと考えてもたまにゃーいいのかもしれないねねこそこに芸術的価値や文化的財産があることを除いてもだよ?私たちは絵描きが書いた虎やら猫やらの絵を見てひっくりかえっちゃうんだけどさ!
猫がそう考えてもいいというのは、みずみずしい感受性で描かれた咲貧〔ママ〕ってさ、そのものが純粋に面白いし、動物を初診〔ママ〕から見つめるまなざしに気付かされるじゃん?何しろ一番の味噌〔ママ〕はサッポロ一番だけど<猫ギャグ>、それを蝙蝠みたいに実際にエコロケーションで感じ取る猫や人間も(あるいは網膜で感じた光の情報を像として結び付ける蝙蝠も)なかにゃーいるのかも知れないんだしねこうもり・・・はいはい、しよねえわね。ほい!それじゃあペンを貸してごらんボールペン

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草枕 六

余は明かに何事をも考えて居らぬ。又は慥かに何物をも見て居らぬ。わが意識の舞台に著しき色彩を以て動くものがないから、われは如何なる事物に同化したとも云へぬ。去れども吾は動いて居る。世の中に動いても居らぬ、世の外に動いても居らぬ。只何となく動いて居る。花に動くにもあらず、鳥に動くにもあらず、人間に対して動くにもあらず、只恍惚と動いて居る。
強いて説明せよ云はるるならば、余が心は只春と共に動いて居ると云いたい。

十三

愈(いよいよ)現実世界へ引きずり出された。汽車の見える所を現実世界と云ふ。汽車程二十世紀の文明を代表するものはあるまい。何百と云ふ人間を同じ箱へ詰めて轟(ぐわう)と通る。情け容赦はない。詰め込まれた人間は皆同程度の速力で、同一の停車場へとまってさうして、同様に蒸気の恩沢に浴さねばならぬ。人は汽車に乗ると云ふ。余は積み込まれると云う。人は汽車で行くと云う。余は運搬されると云ふ。汽車ほど個性を軽蔑したものはない。文明はあらゆる限りの手段をつくして、個性を発達せしめたる後、あらゆる限りの方法によってこの個性を踏み付様とする。

キー<夏目漱石が憧れた美しい世界というのはさ、例えばルソーが孤独な散歩者の夢想で語っているような幸福な体験や、草枕の主人公が自分の幸福の境地について述べているように一生を通して変わらなかったと私も思うんだ。晩年は則天去私っていう自然全体に溶け込もうとする心境も語ってるんだしね。(六の文章は)一見動いたり動かなかったり矛盾しているようだけど、まわりの環境の何かではなくて、その全体に同化しているから、意識の働き(個人と個人から生じる人情の働き)から解き放たれて、春の風に吹かれるように悠々とたゆとってる、自己が消滅した自由な心の揺らめきが感じられるわね。ところが漱石はさ、そこ(6のような自然)からは遠く離れて、(人物を登場させはするけど)人間臭さの感じられないところ、すなわち非人情の立場から人間を眺めようとしたってわけよ。(十三)で漱石が周到に用意した現実世界っていうのは、そのまま『明暗』に繋がって、そこから更に百年を経過した今の世界と言ったってあんまりおかしくは、ないわぁーね。でも、漱石は一見非人情の美学の破綻とも見られるある人情(純非人情)を取り入れて、これを非人情の極地としたってわけ。
時々、ここの骨董品置き場を漁りながら自分の不感症な右手で1つずつ作品を撫でてるとそれでもさ、そういう猫みたいになれたら良かったのかなあって思うこともね、あるんだわさ。でも今はさ、漱石の苦悩していた部分というのかな、そういった部分に触れることができて、私自身も、ま、そういう猫良かったんだって思えるんだわ(笑顔)
漱石は人間を自然の点景と見る無理な立場をあえて想定してまで、俗界にますます深く入り込んで小説を書いていった、そこに私は漱石の孤独を感じるのかな。『明暗』の自然描写って2,3しかみられないんだけど、忘我の幸福感を頼りにしながら、人間の暗い袋小路をなんとか照らしてみようと模索していたならば、ここに眠る魂も又、絵描きそれぞれが目指した自然そのものかもしれないしね。果たして書きかけの絵や小説がその先の『明』となるものであるかどうかは、書き手が永遠に持ち去ってしまったことだから分からないけど、誰かのニクキューや手に触れた瞬間に一幅の絵として成就され、その誰かの人生や実作の一かけらに結び付くのであれば、私自身も『何ちゃって猫』やってて良かったと思えるしさ(笑)

どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。私は正直驚いてるんだ、SAIKA!久々にビビったぞ、SAIKA!まさかこうやって同時に贋物に手が出るやつが出現するとは思わなかった。何にでもよく手をだしたがる表現欲、忘れずにいなよ。それがSAIKAの絵描きとしてのセネシティになるから。火の鳥の絵が描けるといいわね!私も登場させなさいよ(笑)これはあげるから、とっとと行った行った!それじゃ、バイバイ👋

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たまたま出会った猫の表情に金のエンゼルの知らぬ表情で、しかも金のエンゼルに尤も近き招き猫の情である『憐れ』を発見する経過と

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆~それから~



インタビュアー(聞き上手)<お!ネームも黄色なんですねぇ~。

彩佳<ばれちゃいました~////いやいや、私もですよぉ「ハイっ」の手、ちょっとしたこだわりがあるんすnanohana2☆☆ミツバチやちょうちょなどの昆虫は、紫外線を絵の具(≒紫外線を色の一種)として識別できるそうなんです。紫外線だけを通すフィルターを取り付けてアブラナを観察すると、花の中心部は暗く写って、周囲は紫外線を反射して明るく写るんですよ。花弁が同じ色に見えても、紫外線を通して観察すると色の濃淡で2つに塗り分けられているんす。

インタビ(聞き上手)<へえ!私達が普段見ている花と昆虫が見ている花とでは大きく印象が異なるんですね。

彩佳<そうなんす!花粉媒介という形で絵を運んでくれる送粉者がいるということですね。白を基調にしたキャンバスの上から淡黄色をおとすので、ネーム全体が靄がかかったようで見づらくなるんだけど、ある側面ではとても見易くなるのかなと考えてます。

インタビ(聞き上手)<人と昆虫の視点の根本的な相違を一つの視野にまとめて考えていたんですね。そうだ!彩佳さんが絵を描くときにインスピレーションを受ける場所はあるのでしょうか?

彩佳<そうですね!彩佳というペンネームは菜の花からとっています。春にはアトリエをよく離れて、河川敷や田畑を散歩しながら菜の花畑の写真を撮りに行きます。小さくて丸い朝露をいくつも周りに纏った、満開ちょっと手前の春先の菜の花が一番好きですね。絵の具が飛び散った赤チェックのシャツを腰に巻いて坂を駆け上がると、山桜の下に黄色の帆が広がってる場所もあるんですよ!-山桜/花びら広がる/春の海/涙の菜亀/裏返しにして/-そうやって思い思いに詩を描いて気分転換したら、今度は絵の作成に取り掛かるんす。さっきの菜亀みたいに背中から見える景色も遮断せずに描いてみようって!休憩中は~電球がなかった頃、灯火に使う原料植物としてもアブラナが栽培されていました~そんな資料を読みながらアブラナで採れたランプの明かりをイメージしてると幸せな気分になれます。自然から採れる恵みを信頼して生きてきたのは今でもおんなじなんだ!って。あとはですね!菜の花と全然関係ない?んですが、NHK放送センターの西口がある道路がどうしても好きなんです。


インタビ(聞き上手)<へ?


彩佳<絵を描いているときに迷っちゃうと、タワレコいこうよ~って友達を誘ってアトリエがあるつきみ野(大和市)から東京の渋谷方面へドライブに行くんです。神山町(渋谷区)の坂の上にある1日料金が東京にしては異様に安いパーキングに車を止めて、うねうね道をくだってる時に、ようやく何のCDを買うのかメモるのを忘れてることに気が付いて、慌てて頭の中で整理するんす。エイプリルシャワーズシャワーズのアバンダンシップはそれ自体が輸入盤として存在しないから、ドイツレーベルの何とかっていうオムニバスを探さなくちゃいけないんだけど、そのアルバム名がいつも出てこないんす、それで毎回泣き寝入りしちゃうんですね😿坂を下って右へ進んでいくとファミマがあるのでそこでサントリーのはちみつレモンとツナマヨおにぎりを買って腹ごしらえをするんす。感情のウネリとお腹のウナリが解消されたら<人ギャグ>、お絵かき散歩が枠を超えて深い意味を作品に生み出してくれるように、いよいよ『チャンピオン道路』の息吹が伝わってくるんす!そんな感じで友達に興奮気味に話すと『彩ちゃんの感性とはやっとれんわい。ただの道路ひの。先渋谷行ってるから、好きなだけ見てきい。』ってな感じでいつもあしらわれちゃうんすぅ。

インタビ(聞き上手)<えーと。。。なんですかチャンピオン道路って?

彩佳<既視感の場面集合を仮にそう名付けています。私はいつの日か、このばらけた一瞬をつなぎ合わせて一枚の絵に収めることができたらいいなって思ってたんす!

インタビ(聞き上手)<ほう。デジャヴですか!それまた彩花さんならではの。

彩花<はいす。最初の体験はこうでした。子供の頃、サッカーで遊ぼうとしたら近くの芝生にでっかい青色のビニールが置いてあったんです。そこで奇妙な遊びを考え付いたんす。友達とビニールの4隅と辺の中央を持ち上げて、それをパタパタさせると空気が入り込んでドームが出来あがるんですね。そしたら一斉に空気のドームの中央に向かって走るんす。空気が萎むとそれが可笑しくてみんなで笑いあって、何回も何回もそれで遊びました。すると突然すよ、この光景昔どこかで見たことあるなって感覚になったんです。既視感は多くの人が体験するけど、私の場合はちょっと夢の中にいるような感じで、ビニールのゆらゆら揺れる感じが火の鳥の羽ばたきに感じたんす。不死鳥を彷彿させるような威厳はないのだけれど、お茶っぱのかんかん開けた時のような芝生の匂いに混じって、羽の温もりに包まれたとても暖かい感触が残りました。それに

『ギヤーオ、キラッ☆』
って感じで何だか励ましてくれたような気がするんす。不思議な体験でした。

インタビ(聞き上手)<へえ!それは貴重な体験をしましたね。成程ォ。その既視感のかき集めでできた道筋が、NHK放送センターさん近くの道路、いわゆるチャンピオン道路と関連性がありそうだと。

彩佳<そうす!はじめてこの場所を知った時は、Bunkamuraでエコール・ド・パリの展示会があったもんで、朝早くからこのパーキングを見つけた私はラッキーと思ってウキウキでうねうね坂を下ってたんす。それでヨヨコッコ(代々木公園)でジョグやら周辺散策でもすっか~!と思ってRick Astleyの『Never Gonna Give You Up』を口遊みながら道路を散歩してたんす。それで、おや?と思って道路の反対側を確認したら、恐らく有名人の方の出待ちの行列だったんだと思うんす、15,6人の女性が放送センターの入口に綺麗に列をつくっていたんですね。私はその時、一つの花に吸い込まれたようによろめいてしまったんす。

インタビ(聞き上手)<ほう!どうしてでしょう?

彩佳<人と人との間がほがらかに空いていて、通行人の足並みを乱す程いたずらにバラケてる訳でもありませんでした。すると、バスから降りてきた小学生が行列の後ろに並んだんですね。放送局と道路の間には140cm、50cmくらいの植え込みがあったと思うんす。絵描きの本能といいますか、私はハッとしてルネマグリットのエスゲム通りのアトリエを思い起こしました(1930年7月7日~)。マグリットの「La condition humaine」に描かれているカーテン付きの窓はこのアトリエにそっくりなんですが、このアトリエ代わりにしていたダイニングルームの窓の向こう側には、隣家の壁が立ちふさがっていたんす。マグリットが空と道の田園風景の繋がりを壁の前に置いたキャンバスにも一体化させた作品なんですが、私もそんな青空と野道が連動した美しい図工を思い描きながら頭のイーゼルをどかしてみると、朝日に照らされた黄金の波がゆらゆらと女の子を入口へと運んでいたんす。

インタビ(聞き上手)<はむ。ハムスター境界が人の意識の繋がりや流れによっても消えたのでしょうか。子供は有名人を見れたのかな?

彩佳<うん!それは風にまかせて揺れている菜の花のような美しい光景でした!!日常のことなんか、何もかも忘れてしまいそうなくらい。女の子も鳥獣戯画のカエルみたいなポーズをとって喜んでいました。そのポーズが通し番号のように列の最後まで伝わって、波のゆらゆらがやはり火の鳥の羽ばたきのように見えたんす!

インタビ(聞き上手)<なんだかパズルのピースが埋まっていくようでドキドキしますね。友達のZHIZNI君からお手紙も届いてますよ~。

彩佳<どっひゃー。私より長くなるぞこれは(笑)



彩佳<しょうもねえな(笑)

インタビ大感心しながら大爆笑。

彩佳<あのですね。だいたい私はキンザザ方面なんす。こんなんキューですよキュー(笑)まあでもありがとう・・・。ほんと長すぎるわ!簡潔にまとめろしwwww

インタビ(聞き上手)<ほんとは彼のために作ってあげたんじゃないですか~?

彩佳それは絶対にないですね(真顔)ふふっ

インタビ(聞き上手)<そろそろお時間ですね。私も火の鳥の絵がかけるよう心から応援してます!それではSAIKAさん、最後にみなさんへ一言どうぞ。

江連彩佳<自然もいいけど、人間の背景にある自然でなくっちゃ、夏目漱石が御弟子さんにそう話したエピソードがあります。人間の背景にある自然って何だろうって、自分なりに経験や検証を積み重ねてきました。それでも余が心は春と共に動いて居る幸せな状況を一枚の絵にすることはできませんでした。月下に低する朦朧たる影法師。暗闇を照らし、春の訪れを予感させる春宵の火影。火の鳥。その画想に辿りつけたこと自体が、びっくりするくらい幸せなんです。

インタビ(聞き上手)<いじわるな質問でごめんなさい。抱懐していた画像が成就してもなお、火の鳥の絵を描くことができなかったのはどうしてでしょう?

江連彩佳私自身の中に咲いている菜の花の揺らめきを、その美しさを、未だに心から歌うことができないからなんです。もしかしたら死ぬまでそうなのかも知れません。でも、それを学ぶならば、点景(デジャブ)からの撤退も恥ずべきことではないと。私は誰しもが持っている火の鳥の揺らめきを心に秘めながら、その史蹟をあの時見た火の鳥の羽ばたき『チャンピオン道路』の反対側でもいい、いつの日か自由に歩めるようになって、少しばかりだけど揺らめく火の鳥の翼になることができたんだと自信をもって言える画家になって、これからもアートな夢が沢山つめこまれた絵が描けるよう精進していきます!




WESTERN PLO TEXAS<聖なる祠の、名もなき洞窟に潜むファイヤー。地上に生きる者の侵入を許さない、小さな崖。それこそ火の鳥が守り抜いてきたもう一つの世界への入り口だった。地底には人類の歴史を遥かに越える時が流れている。人智の及ばない事実があったとしても、何ら不思議はない。ファイヤーの姿を目撃して以来、休むことなく続いた飽くなき追跡。我々はその正体こそ突きとめることはできなかったが、闇の封印を解き、火の鳥の存在を裏付ける数々の証拠をつかんだ!!!
まぶしい太陽は、地上の菜の花たちに多くの祝福を与えていた。月の光りに揺らめく花たちのなんと美しいことか!しかし!光が届かない地の底からも、命の息づかいは聴こえる!!!ファイヤーは春を伝える守り鳥だとも言われる!!自然と共に暮らす人々は、火の鳥の恵みに感謝し、そしてまた、地底に住むファイヤーの息づかいにも、静かに耳を傾けていた!!!




ユーキャリアァーーソーン♪ヨォーシルバーウィン♪トゥザファー♪リーチオブジ、ユニバァーース♪あ~いした~らひぃ~~のとりぃぃ~~♪♪

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ファイヤー<?
ギヤーオ!キラッ☆

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