いつもお越しいただきありがとうございます😊
月刊アレコレの4月号が届きました。
↓は編集長からのお手紙?をスキャンしたものです
月刊アレコレのご購読ありがとうございます。
三寒四温、暖かさと寒さが交互に訪れる3月。寒さが緩むと本格的な春の訪れ。ご卒業に臨まれる皆様には、心よりお祝い申し上げます。
さて、入卒の季節。最近、紋付きを発信している月刊アレコレとしては、式典での装いも大事にしたいと考えています。.....というと、何か堅苦しく聞こえますが、場に即した礼節と心得がある装いということで、自分がよければ何でもよいというものではないと考えます。
たまたま先日、人と話していて“自由”の解釈が話題に上がりました。月刊アレコレとしては、カジュアルきものは自由でいいということは常々発信している通りですが、フォーマルでカジュアル同様の“自由”は違うと思っています。しかし、ことフォーマル系に関してそこを述べる人に対しては「きもの普察だ」「自由でいいじゃないか」「だからきものは廃れる」という、自由は100%正義だと言わんばかりの意見が並びます。私に言わせると、逆きもの普察。そして、そういうことをいう人の多くはきものを着ていない人だと思われます。だから意見を言ってはいけないということではありませんが、誤解を恐れずあえて言えば
(きものに限らず)、自由には知性が必要だと考えます。これはいままでにも月刊アレコレの考えとしてお伝えしています。
昨今は炎上や非難を恐れ、つい何でもありの方向を向きがちかな•・・・・・と感じています。月刊アレコレはきものを着る人を増やしたいので主に身近なカジュアルを発信していますが、根底には礼装の意味や意義を大切にしたいという思いがあります。「これでなければだめ!」という決めつけや押しつけはしませんが、現代のコンセンサスにおける、着るもので表す礼や祈りはきちんと受け入れるスタンスでいたいと考えます。
ご賛同いただければ幸いです。
誰が主役なのか。が肝心だと思います。
お出かけなら「私」が主役ですから、何を着てもいいと思います。
式典は主役が別にいます。
結婚式なら新郎新婦が主役です。
入卒式は生徒が主役。
そのために式典にはルールがあり、それは守るべきものであると考えます。
映画を観に行くのにダメージジーンズ履いてても平気だけど
入卒式にはダメなのと同じことかと。
あ、次女の入学式にジーンズにグレーのパーカーのお母さんがいました💦
入卒式に「着物なら特別感があるから着物なら紬だろうが小紋だろうが何着てもいい」と言う考え方もあるようですが
それもやっぱり私は違うと思います。
私が中学生の時、修学旅行は最終日以外は全て班別の自由行動でした。
なぜ最終日以外はなのか。それは新幹線に乗り遅れないためです🤣
近鉄奈良駅までの切符の手配とかも自分たちでしました。
その時に先生から
「自由と言うのは何をしてもいいわけではなく、そこには責任が伴う」
と言われました。
つまり、責任が取れない行動は自由といえどしてはならないと言うことです。
編集長は自由には知性が必要と書いています。
自由とは何でもありではない。と言うことをわかった上での普段着物であらねばならないと思うのです。
以上、個人の考えです。
入卒式に紬を着ても小紋を着ても
それはダメとは言いませんが
私はしない。ということです。