始めにお断りしておきますが

私は和裁の知識も経験もありません。
洋裁も教室に通って習ったわけではありません。
 
でもリバティの着物が着たいと思ったので
自分で縫ってみることにしました。
そして、自分の記録として、またどなたかのお役に立てたらと思いブログに書くことにしました。
 
和裁が出来る方から見れば
おかしなところも多々あると思います。
着物を縫っていますが、これは和裁でなく「洋裁着物」です。
「ミシン着物」とも言います。
なので、おかしなところは目をつぶっていただけると嬉しいです。

 

 

ほぼ完成しましたが、細かい仕上げをします。

 

まず、衿のスナップ付けです。

 


綿の着物なのでシルクスナップは使わず(持ってないし)

普通のスナップの7mmをつけました。


 

出来上がったので試着してみましたが、

縫い代に布の耳を使ったところは縫い代が5cm以上あるので

着るときになんとなく邪魔でした。

すごい。

縫い代9センチある!

後でくけることを考えると、みみを残すことを考えずに

縫い代は1センチくらいに切ってしまって

端ミシンをかけた方がラクだったかもしれないと思います。


縫い代が邪魔なので、三つ折りにしてくけることにしました。

三つ折りにアイロンがけしてからにしようかと思ったのですが、

なんとなく三つ折りにしてくけていくと縫いやすかったです。

アイロンは縫い終わってからかける。

つまりこれが和裁のやり方なんだなと思いました。

洋裁の時みたいにアイロンできっちり三つ折りにすると布がすくいにくいけど

なんとなくの三つ折りだと布がふんわりしていてすくいやすかったです。


さらにテーブルの上に広げて

広げたまま縫うとすごく縫いやすかったです。

和裁は台の上に広げてるのは縫いやすいからなんだなと思いました。

縫いやすいから早く縫えます。

衿も台の上に広げたら縫いやすかったかも。

この写真ではわかりにくいですが

テーブルの上に広げてあります。


 

これで完成です!

長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。

着姿は後程アップしますね。


 

さて、完成したのでここからは覚書のようなものを。

 

まず使ったのは#9のミシン針と#90のミシン糸です。

綿の布なので、カタン糸を使いたかったのですが、色がなくて仕方なくシャッペスパンを使いました。

 

広幅の衿をつける参考になるかと思って、図書館で借りてきたのが

「きものの仕立て方:職人に学ぶ、一つ身じんべえ、浴衣からひとえ長着まで」

「いちばんやさしい和裁の基本」

の2冊です。

着物の仕立て方 のほうは書いてある寸法が尺なので、

最初見たときびっくりしました。

身丈が420と書いてあったので、420cm!と思って(笑)

4尺2寸ってことでした。

 

いちばんやさしい和裁の基本のほうは寸法がセンチなのでわかりやすいです。

私は図解が見られれば良かったので

どちらもカラーで見やすかったです。

買うかどうか考えたけど、必要な時に図書館で借りればいいかなと思って買ってません。

ネットオフとブックオフオンラインにリクエストはしてありますが(笑)

 

衿のまつり縫いですが

じつは袖付けの後にしました。

晩御飯の支度の前にミシンをかけてしまえば

あとは手縫いだからミシンを片付けられるので

先にミシンにしようと思って

衿に待ち針が付いたまま袖付けをしました。

結果、衿は一番最後がいいと思いました。

ながーいまつり縫いはかなり気持ちが消耗するので

そのあと袖付けをする気持ちが残っているか・・・

衿のまつり縫いは「これが終われば完成!」と思えるので

これからも衿のまつり縫いは一番最後にしようと思いました。

 

来年の着物サローネにはこのリバティ小紋を着て参戦したいと思います。

あ、もしかしたらもう一枚のタナローンの小紋になるかもしれません(縫えてればですが)

でも、リバティの着物着てる人なんていないだろうから

(いたらお友達になりたい)

やっぱりこのリバティ小紋着ていこうと思います。

サローネ積立しなくっちゃ♪