(前回の続きです)


3月初め家族旅行で訪れた

奥湯河原の老舗料亭旅館 山翠楼

(神奈川県)


2022年には

JTBアワードにも選ばれたこの旅館


私達家族が楽しみにしていたのは

こちらの会席料理照れ


この宿をリピートした

理由の一つに

以前訪れた時に食べたお料理が

忘れられなかったこともありました


今回はその山翠楼の

会席料理をご紹介したいと思います




山翠楼の会席料理乙女のトキメキ


料亭旅館だけあって

初めから最後まで

何もかもが美味しいですふんわり風船星


そして献立一つ一つに

湯河原ゆかりの文豪のエピソードや

湯河原の歴史&自然を結びつけて

紹介しているところが

とてもユニークビックリマーク


そのお品書きがこちら↓

ぎっしりとお料理の紹介文が
書いてありますびっくり

山翠楼は本社が北海道にある

グループ経営の会社らしいのですが

そちらの社員と料理長で

このエピソードを考えられたそうです音譜


(どなたが考えたのかとても気になり

配膳の方にお聞きしました照れ


例えば

前菜の「海老の桜蒸し」だったら

湯河原駅から徒歩7分の「桜木公園」では

約20本のソメイヨシノが咲き誇ります


とか


椿の赤色をイメージした

「焼き赤カブ&小松菜・厚揚げの胡麻おかか和え」

だったら

椿寺では約250種

1000本の椿が咲き誇ります


とか


デザートの「エッグタルト」であれば

1920年代 中国で人気だったスイーツ

湯河原にゆかりの文豪芥川龍之介は

1921年に新聞社の特派員として

上海に赴きました


などというエピソードが

全てのお料理につき

それを読みながら

お食事を進めていけるのです


そのようなエピソードがあることで

より湯河原町の

自然や歴史

そしてゆかりの文豪を

身近に感じられます流れ星


お料理を味わいながら

湯河原の想像力が広がる体験は

とっても素敵ですラブラブ


まるでお料理の観光ガイドのよう乙女のトキメキ


ちなみに湯河原町にゆかりのある文豪は

芥川龍之介

坂口安吾

谷崎潤一郎

夏目漱石

島崎藤村

島崎藤村。。などなど


ちなみに与謝野晶子は

山翠楼に泊まられたそうです


これらの文豪達は

湯河原町の温泉宿に泊まりながら

作品を書き上げたり

作品の中に湯河原温泉を

登場させたシーンもあるようです


私達が訪れた時は

「2024年春の山翠楼 おもてなし夕食膳」

にちょうど切り替わった時期でしたキラキラ


お食事処は「華道 扇翠」音譜

エレベーターを降りて

アトラクション乗り場みたいな

暗闇を抜けていきます


この看板は武田双雲氏によるもの


入り口


半個室でいただきます




食前酒で乾杯赤ワインスター

春の作家カクテル

「ゴッホ•夜カフェ・ワイルドミュール」


これはアブサンという禁断の秘酒で

幻覚症状が現れるため

ヨーロッパで一時期

販売禁止になったこともあるそうです


ゴッホもこのお酒を愛してやまず

このお酒の力を借りて

芸術を生み出していたかもしれないとの

ことでした赤ワイン

(ネット情報)



先付
   「自家製引き上げ湯葉」

〜ニンジンおろし&わさび添え〜


こちらの旅館では毎朝湯葉が作られ

とても滑らかな出来立て湯葉を

いただくことが出来ます


前菜

(真上から時計回りに)

海老の桜蒸し

鮭のパン粉焼き〜明太子マヨソースで〜

赤カブ&小松菜•厚揚げの胡麻おかか和え

豚肉&タケノコの高菜炒め

遠州産「美味鶏」のつくね&ミニトマト•

クリームチーズのバター醤油ピンチョス

ヤマメ&ニンジン•タマネギの黒酢ネギダレ冷奴

ちりめんじゃこいり「月と桜の手毬寿司」


手毬寿司をアップで流れ星

月と桜のイメージがとても可愛いお月様ブーケ2

お皿も素敵です


先腕

熱々!北海道産アイナメの真丈

〜枝豆のすり流し仕立て〜


お造り

相模湾のカツオ

駿河湾産桜鯛の湯引き

駿河湾産タチウオの炙り

駿河湾沖クロマグロ

相模湾産イサキのフキ和え


料理長からのサービスが届きました!

うりの柚子味噌和え


春のアクアパッツァ鍋

相模湾産メバル・アサリ・タケノコ・アスパラ・

ニンジン・ミニトマト・キャベツ

京花麩入り


こちらはアクアパッツァにいれて

味変を楽しむバジルソースです

ものすごく香り豊かですクローバー

少し入れるだけで

まったく違う味のスープになります


スープのお出汁が美味しくて

最後の1滴までいただきました鍋


強肴

「お花見」ステーキ御膳

お肉には

3種類のソースがついています

梅肉ソース(右)

北海道玉ねぎ&マスタードソース(中央)

特性の赤ワインソース(左)


同じお肉でもソースによって

3種類の味わいが楽しめます


湯河原みかんサラダオレンジ

桜色のお花見スープガーベラ


このピンクのスープはビーツの味がして

独特でしたが

全員綺麗に飲みほしていました音譜



お肉はとても柔らかいラブ


この後

ご飯、留椀、香の物&ご飯のお供


そしてデザート&日本茶

エッグタルト、桜羊羹、甘夏の実ゴロッとゼリー

苺アイスクリーム、静岡県の掛川茶


苺のアイスクリーム↓


ちなみにこちらのお料理エピソードは。。。


夏目漱石「吾輩は猫である」で

吾輩の主人・珍野苦沙弥が

ジャムを舐めるシーン登場


スイーツの中で

とくに美味しかったのはこれ↓

湯河原の甘夏がゴロッと入っていて

とろりとした甘さ控えめのクリームと

相性抜群でしたラブ


ちなみにこちらのお料理エピソードは。。。


谷崎潤一郎は松子夫人と東京に出かけると

千疋屋に寄って果物を買うのが

常だった


とのことでした鉛筆キラキラ


いろいろ知れてとっても楽しい拍手


ここからは翌朝の朝食についてです


「2024春の山翠楼 おもてなし朝膳」桜

「当館総料理長・主藤誠一の

一手間加えた朝のごちそう」ということで

朝からテンション上がります桜




お目覚めドリンク3杯セット

イチゴ&カブの手作りスムージー

丹那牛乳

トマトジュース


(左) 一の重 (右) 二の重

下 茶碗蒸し



三ヶ日三段肉の吉野くず仕立て

とても薄味で素材の味が顕著です


朝の焼き魚

真あじの干物


お米は北海道ブランド米「ふっくりんこ」


食後のデザート

朝のフルーツポンチトロピカルカクテル


シロップは

自宅で作るような素朴な味で

新鮮なフルーツが沢山キラキラ


素朴なのに最高の美味しさラブラブ


食後のデザート&コーヒーは

ラウンジに用意されており

そちらで好きなだけいただく

システムになっています↓


わらび餅


抹茶ムースとゼリー




わらび餅はスタッフのおすすめです



朝食をいただく前

早起きをして温泉に入ってから

1人でホテルの周りを散策しました走る人


少し間が空いてしまいましたが

3月初めの奥湯河原の景色です。。。




山翠楼は

湯河原パークウェイを

降ってきたところにあります


横には川が流れており

川音が心地よいです


湯河原駅からバスでも来れるので

便利ですね


水仙の花を見つけました


紅葉山ですって!

この距離なら行ってみようかなラブラブ


と思ったけれど

この山道を見て

危険だったら困るので

今回はやめておきました




川が段々となっていて

見ているだけでも楽しいです



早い木は

桜も咲き始めていましたが

山翠楼の横を流れる川沿いの桜は

この頃はまだ蕾


そろそろ桜も

咲き始める頃ではないでしょうか。。。


次回は最終回

湯河原の観光を載せさせていただきます



最後までお読みいただき

ありがとうございましたふんわり風船星乙女のトキメキ