パラリンピック開催目前のブルーインパルスの飛行。

 

曇り空を一直線に通り過ぎて行きました。

 

重ねてしまうのは、他界した友人への思い。

まっすぐまっすぐ進んで行ったなーと。

 

明るい空の方へ進む姿は、悲しさはあっても暗さはないのかも、と。

 

 

年齢を重ねるとともに、スポーツ観戦は魅力的になっています。
自分が体を動かすのが大変になって来るからでしょうか(笑)。

 
 
(mv:2021.08.22 東京の空)

 

こんにちは、PearFields渡辺です。

 

今日の午前中、ハンドメイド誌に掲載される作品の「作り方の手元撮影」に立ち合ってまいりました。

「〇〇〇の作り方」などとよく載っている、作り方説明の写真です。

デザイナーさんが実際に作品を作りながら、カメラマンさんと編集さんがこんな感じと指示。

1カットずつ丁寧に撮り進めます。

 

私の仕事は作品のイメージを考えて、デザイナーさんに作ってもらったり、工程をまとめたり、スケジュールをまとめたり。

商品と作品のディレクション業務にあたるかな?

立ち合いながら、情報を伝えてお片づけをするくらい。

撮影まで終われば、誌面に仕上げるのは編集さんにお任せし、初校が上がったら校正をします。

 

雑誌ではごくたまーに、そんなお仕事もしています。

プロの編集者さんやカメラマンさんと一緒の時間は、毎度勉強になります。

そしてページの初校が楽しみすぎる。

その後の本の完成も楽しみすぎる。

 

締切締切で忙しくとも。忙しくとも、ええ。

 

撮影後、所用で日本橋に。

日本橋はアンテナショップがたくさんあって、目移りしちゃいますね。

 

(ph:2021.8.20日本橋)

 

 

 

こんにちは、PearFIelds渡辺です。

 

ブログを始めて、いきなりこんな事を書くことになるとは思わなかった。

日付が変わったので昨日、中学校、高校の友人が天国に旅立ちました。

胃癌でした。

 

裏表のないアグレッシブな女性で、よく食べて、旅行が好きで、ゲームが好きで、家族が超仲良しで。

 

20代後半になれば、会う機会も少なくなりましたが、SNSで元気な様子をいつも発信していたので、病の話はとても信じられませんでした。

まだ30代。子育て中。これからまだまだ人生が楽しくなる時に。

そして誰よりも元気な彼女が、と。

 

彼女が結婚した時、フェイスブックでウェディングフォトをアップしたのですが、それが息をのむほど綺麗でした。

私は結構気持ちが落ちている時で、パッと彼女の姿が画面に映し出された瞬間、さーっとネガティブな気持ちがすべて吹き飛びました。

大げさと彼女は笑うと思うけど、その時本当に、私のいる世界にも光が差したように感じられ、今もあの時の気持ちを思い出すと幸せを感じます。

 

「人が幸せになる」とは、こういうことではないかと思う1枚でした。

写真にそれが滲み出るくらいの。

 

彼女の素直さから出る美しさを、私も素直に受け取れたことも、まだ頑張れると思える原動力のひとつです。

 

正直、まだ実感は湧きません。

彼女は精一杯生きた。もちろん後悔が無いとは、言わないと思います。

もっと生きたかったと思います。

まだあれもコレも食べたかったー!と言いつつ。

 

できることを諦めずにして、

現実から目を逸らさずに自らの体と対話し、病と闘い、

家族を心配させまいとしつつ、

心配している人がたくさんいる事を理解して、自ら発信をし、

生きた。

 

闘病中に、「みんな、がん検診行ってね!」と発信していた彼女の思い。

拙い私のブログからも伝えさせて頂きます。

どこのだれか知らない人にも、彼女はきっとそう伝えようとすると思う。

 

このブログを始めるにあたり、自然体の自分というものを綴ろうと思いました。

昔だったら、避けていたかもしれない内容です。

 

感受性の強い人ほど、痛みを自分のものにしてしまうかもしれません。

読んだ方から恨まれるかもしれません。

 

先週、子供産んだばかりの共通の友人が、泣いて泣いて、そのあとこう言いました。

 

「バトンをもらった」

 

とても、胸に刺さりました。

 

そのバトンが、何なのかは人それぞれ。

命そのものだったり、やさしさだったり、諦めない気持ちだったり。

人と人との繋がりの形はそれぞれです。

 

頑張ってくれてありがとう。

本当にありがとう。

あんなに美しい友人がいることを、私は誇りに思っています。

 

しっかり者の彼女に、いつかまた胸を張って会えるように、背筋をピシッと正して歩いて行きたいです。

 

(Illust:2021年7月13日)