こんにちは、PearFIelds渡辺です。
ブログを始めて、いきなりこんな事を書くことになるとは思わなかった。
日付が変わったので昨日、中学校、高校の友人が天国に旅立ちました。
胃癌でした。
裏表のないアグレッシブな女性で、よく食べて、旅行が好きで、ゲームが好きで、家族が超仲良しで。
20代後半になれば、会う機会も少なくなりましたが、SNSで元気な様子をいつも発信していたので、病の話はとても信じられませんでした。
まだ30代。子育て中。これからまだまだ人生が楽しくなる時に。
そして誰よりも元気な彼女が、と。
彼女が結婚した時、フェイスブックでウェディングフォトをアップしたのですが、それが息をのむほど綺麗でした。
私は結構気持ちが落ちている時で、パッと彼女の姿が画面に映し出された瞬間、さーっとネガティブな気持ちがすべて吹き飛びました。
大げさと彼女は笑うと思うけど、その時本当に、私のいる世界にも光が差したように感じられ、今もあの時の気持ちを思い出すと幸せを感じます。
「人が幸せになる」とは、こういうことではないかと思う1枚でした。
写真にそれが滲み出るくらいの。
彼女の素直さから出る美しさを、私も素直に受け取れたことも、まだ頑張れると思える原動力のひとつです。
正直、まだ実感は湧きません。
彼女は精一杯生きた。もちろん後悔が無いとは、言わないと思います。
もっと生きたかったと思います。
まだあれもコレも食べたかったー!と言いつつ。
できることを諦めずにして、
現実から目を逸らさずに自らの体と対話し、病と闘い、
家族を心配させまいとしつつ、
心配している人がたくさんいる事を理解して、自ら発信をし、
生きた。
闘病中に、「みんな、がん検診行ってね!」と発信していた彼女の思い。
拙い私のブログからも伝えさせて頂きます。
どこのだれか知らない人にも、彼女はきっとそう伝えようとすると思う。
このブログを始めるにあたり、自然体の自分というものを綴ろうと思いました。
昔だったら、避けていたかもしれない内容です。
感受性の強い人ほど、痛みを自分のものにしてしまうかもしれません。
読んだ方から恨まれるかもしれません。
先週、子供産んだばかりの共通の友人が、泣いて泣いて、そのあとこう言いました。
「バトンをもらった」
とても、胸に刺さりました。
そのバトンが、何なのかは人それぞれ。
命そのものだったり、やさしさだったり、諦めない気持ちだったり。
人と人との繋がりの形はそれぞれです。
頑張ってくれてありがとう。
本当にありがとう。
あんなに美しい友人がいることを、私は誇りに思っています。
しっかり者の彼女に、いつかまた胸を張って会えるように、背筋をピシッと正して歩いて行きたいです。
(Illust:2021年7月13日)
