行ってきました。
松本潤が作るエンターテイメントに。

痺れた。。。
最高だった。
久々に自分が感じたことを答え合わせしたくて書きたくなった。
(振り返ると本当にめちゃくちゃ久々だな)


ので、個人的な感想をただ書きます。


あ、、、そういえば、YouTubeの動画まだ途中までしか見てなかったな。。。。

写真集も未着なので色々不備が多いまま展覧会に足を運びました。

そんな状態での感想です。


例のごとくネタバレが嫌な方はここまでです。




入場前に冊子が配布される。
入場前のスペースには壁に書かれた直筆の案内。

「ようこそ」
「冊子を読んでお待ちくだされ。」
「インストラクション"1"まで読んでー」
「スタッフの話、よく聞いて〜
はい、ケータイしまって。」

松本潤のアナウンスもありました。


入口には、
「入り口」(だっけ?)
「いらっしゃい」
「いってらっしゃい」(漢字だったか記憶なし)
「静かに入ってね!」


入り口の方は撮影禁止でした。
これくらいメモしておけばよかった。



①暗闇の先に見える"モノ"は

真っ暗だと聞いてはいたが、、、
想像以上に真っ暗でした。

「みんなが言ってた真っ暗、本当だったわ、、、」と思いながらてくてく歩く。



その先に待っていたのは、、、、





徳川家康でした。



いや、まじで。

まじでそこには徳川家康が待っていた。



徳川家康にお目見え叶った瞬間だった。


ああ、この人に会いたくてここまでやってきたのだと、純粋に素直にそう思いました。


私のまっすぐ視線の先に、徳川家康がいた。

これ以上の正解の言葉はない。


1年間私たちの前に居続けた兎が、狸が、
兎でも狸でもない、人間としてそこに存在した。



②この1年間の軌跡

「どうする家康」の時間が、
本当に濃厚だったのだと強く思わせる空間。

ああ、松本潤という人間にとって、
この1年はかけがえのない時間なのだと、考えなくても分かる。
細胞レベルで、大切な時間になったねと思わされる空間。

無数の写真たちと、
選抜された写真で構成されたプロジェクション映像。

正面左右2面あり、基本的には交互に写真がスライドされていく。

が、たまにその秒数が違ったり次の写真へのタイミングが変わったりする。

オフショットか、場面写真に似たものか、の違いかと思ったがそうでもなさそうで。

純粋に好みだったのか、何か意図があったのか、、、

その意図にまでは辿り着けず、何か意味があるんだなあと感じることしかできなかったのが反省点。出直したい。



③松本潤×岡田准一

岡田くんが撮る松本潤は、岡田くんにしか撮れない松本潤だった。
敵わないや。
私たちが知っている松本潤であり、私たちの知らない松本潤でした。

あんな顔されたら、、、そりゃシャッターを押してしまいますよね。

岡田くんのコメントはメモしていないのですが、
どこか哀しさをまとった松本潤の目がとても魅力的に見えるというようなコメントには全面的に肯定いたします。

優しくて、どこか脆くも力強い松本潤を、ずっと見守ってくれてありがとう。


ところで、岡田くんと潤くん対談は、2面に分かれて上映されていました。
潤くんの面と岡田くんの面と、前後ろに。

映像の編集としては、それぞれのお顔が右向きになったり左向きになったりする構図。


これ、周りの方は割とスルーする方が多かったように思うのですが、
"私"の"視点"の位置で、常に2人が向き合っているように見えるんですよね。

潤くんの面を左手に岡田くんの面まで視野を広げて見ると、潤くんが右向きの映像の時に岡田くんは左向きになる。

潤くんの面を右手に、岡田くんの面まで視野を広げてみると、潤くんが左向きの映像の時に岡田くんは右向きになる。

それが全部が全部だったから自信ないけど、、、(顔アップだけじゃなくて引きの映像とかもあった気がするので)

で、1回だけ潤くんが左向きの時に後ろ振り返って、"あの空間での物理的に"岡田くんの方を見るんですよね。(岡田くんは右向き)

なので、岡田くん側から見るその時の潤くんの視線の中に私がいるような気がして急にドキッとしてしまいました。

堪らん経験でした。

頑張って図にしたのでピンと来ない方は参考にしてください。






図で言うと、
"映像は潤くんは右向き、岡田くんは左向き"の状態を、
入り口側(手前側?潤くん側?)から見ると向き合ってるように見えるということです。
この時、岡田くん側(奥側?出口側?)から見ると、岡田くんと潤くんは背中合わせのように見えます。


(壊滅的に絵心が無いので技術に頼ってみましたがそれはそれで大変なことになっている。構図は合っていますが細かいところは実際の空間と少し違いますね。そこまで再現しきれませんでした。)


岡田くんとの対談を、あのように空間で見せた(1つの映像に閉じ込めないで、潤くんと岡田くんと別映像で向かい合った壁にそれぞれ投影する)理由というのは、
来場者の視点の切り替えで、向き合っているように見えたり背中合わせのように見えたりするというところにあると私は半ば確信しています。

確信を持った上で、"ああ、気づけてよかった。。。。"。



④青と赤が存在する理由


「え?青色と赤色が存在する理由は潤くんの紫を作るためでは?」と思った私をまず最初にぶん殴りたい。思想が強い。


徳川家康の松本潤、いや、松本潤扮する徳川家康、徳川家康扮する松本潤、、?

まあいい、ただ、そこに、存在しているのである。

「天下人-天命-」

「天下人-戦乱-」


人生の、厚みたるや。



⑤鮮やかな色と松本潤に包まれる日光東照宮

日光東照宮で撮影された松本潤の写真の数々。
鮮やかで、清らかな空気を感じられるのは、レイアウトの影響なんだと思う。

壁一面写真が飾られ、空間には柱も4本あり、まるでその部屋に大木が生きているかのよう。

その大木にも、松本潤の写真がある。

出口付近に撮影風景の映像。

映像を見るに、柱に飾られている写真は、すべて小浪さんを中心に潤くんが小浪さんの周りを歩き回る際の写真だった。

1枚1枚の写真を見た後に、あの映像を見ることで、その答え合わせができた。

真ん中にいる小浪さんのカメラに視線を向ける松本潤の写真の数々を見て、
「あ、私も今"松本潤がぐるぐるしている真ん中にいる"」と錯覚する。(語彙力が足りていない)


ということは、私は今、"日光東照宮"で"松本潤に包まれている"ということになる。

写真の鮮やかさも相まって、自分自身の心も煌めき、強烈なインパクトを残す。

私は確実にあの瞬間、日光東照宮に、松本潤たちと共に"いた"。



⑥暗闇の先の大いなる光と未来

暗い空間。無数の紙が"舞う"空間。

イントロダクションを読んだ我々は、「時間」に目を向けているので、
この空間に入った時の第一印象は間違いなく「時間が止まっているように見える」である。


真っ暗の中、紙が舞っていて、先に進んでいいのか否か、、、

しばらくするとじんわりと明かりがつき、松本潤の声が聞こえてくる。


徳川家康がいた時代から、江戸時代から、
時代が移り時間が流れる中で完成した、ここ、東京。

松本潤という人間が、徳川家康と向き合い、感じたこと考えたことが、
最終的に今のこの時代の"街"にたどり着く。
彼はその後、この先の未来のこの街の未来を案じるのである。

松本潤に徳川家康と向き合わせたら、
彼はこの先の未来の東京に想いを馳せるのか、と思うと
その人間の大きさに言葉を失う。

「ああ、これでこそ、ずっと知ってる、大好きな松本潤なのだ」と、ただのしがないいちファンでしかない私はそう思う。

個人的に、この空間の"視点"の最適解は確実に入り口側であり、入れ替え制で体験するのが正解だと思いました。

その誘導が弱いのがな〜。少し気になるな〜。
そもそもあの空間に足を踏み入れてから放置プレイなのでまず若干の戸惑いがみんなに発生する、というような感じですかね。
そのなんとも言えない間が必要でもある気がしますが、、、
もう少し良くなる余地がありそうな気がします。


そういえば、これは完全に今この文章を書いていての思いつきベースでの記述でしかないが、
人間は誰しも、流れゆく時間の中のとある一部分しか知らないのだよな、と。

それは、捉え方によってはもしかしたら、この世界において私たちは"無責任"なのかもしれない。

ほんの一部の時間を生きているだけで知ったような気になってはいけないのに、
人間は数十年生きるとどこかで自分の感覚を信じ過ぎてしまう気がする。

どうしたって、この世界の責任を負えないことくらいよく考えたらすぐ分かることなのに。

「戦が作り出す世の中」が、こんなにも最低で憎いものなのだとどれだけ強く思う時代があったとしても、
次の時代にはそんなこと知らない"無責任"な人たちがいて、今もこの世界のどこかで戦が繰り広げられている。

そして、無責任にも、傍観することしかできないのが、本来のありのままの我々の姿なのかもしれないとすら思える。


そんな中で、強く「戦なき世を」と思い続けた松本潤扮する徳川家康は、背負わなくてもいいものも背負っていたのかもしれない。

そして、目の前にいる私の大好きな人・松本潤は、怖いことにそれを背負おうとしているのではないか。

そう思って、怖くなった。

最後のあの光は、この先の未来への期待もあるが、使命感といった重さを感じては、
「どうか潤くん楽に生きて〜(語彙力)」という感情にもなった。

でも、こういうところに結論を持ってくるあたり私の知ってる松本潤だし、潤くんならば、という信頼感は、間違いなく、ある。



私たちはこの先も生きねばならない。
その世界は、戦なき、人と人が思いやり合える愛情溢れる世界だといい。



さて、今回も立派に話がそれたところでここまで。


あー、松本潤の作るエンタメ、心から楽しかった!

ありがとう!!
そして改めて、おつかれさまでした!!