「"それ"がいる森」

公開おめでとうございました〜!

私的には苦手なホラー作品。
観るのに勇気が入りましたが、観ない選択肢はないので、心して。


私は大丈夫な部類のホラーでした。
よかった、、!


ホラー作品はドラマ映画問わず基本的には見ないので、
今回はいつも通りの感想しか書けず、それが直接ホラー作品の良し悪しに繋がるかはわからないので書きたいことだけシャッと書いて終わらせます。。


まず、予告であった
「ある日森の中くまさんに出会った」
→「あれは熊なんかじゃない!!」

って言うのは結果めちゃくちゃこの作品とマッチしている予告だなと思いました。

本編を見て、この予告は素晴らしいなと思いました。

童謡、森のくまさんを用いたこの予告を作ろうとした製作陣に乾杯。


この予告を見て、受け手が本編に何を期待するかは勝手だと思うんですよ。

この予告は、それを全て受け手に委ねている予告で私は大好きです。



ネタバレ気にしない星人なので、ガンガン書きますが、(ネタバレ気にしてる人はUターン)
"それ"が"あれ"だったことに対して、思うことって人それぞれだと思うんですよ。



もしそれが仮にガッカリ方向だったのだとすると、予告を見て勝手にワクワクしすぎていたんだと思うんですよね。

私はガッカリもオオともならなかったのでなんとも言えませんが、
そこらへんの扱い方は制作側は一貫していたのではないかなあと個人的には思います。

だってほら、たしかに熊じゃなかったじゃん、って話。


ホラー映画に何を求めるか、どう楽しむか、
その辺りが詳しい方は思うことはあるんじゃないかと思いますけど、、、、

私はそのあたりは全く詳しくないので省きます。


ただ、ホラー映画の楽しみ方が分からないので、
「今のシーン必要?」みたいなシーンがいくつかありました。

例えば、クラスメイトの子とお母さんが車で帰っているシーン。バレエ行っちゃダメ、だったかな?

あのシーン、急に"それ"が車の前に飛び出してきますが、
このシーンに対する回収はないですよね。
手を挙げない(だったかな?)という動作で、"あれは熊なんかじゃない"を信じているということは分かりますが、分かりやすくは描かれていなくて。

そもそも、最初に襲われてしまった男の子(ごめんなさい名前を忘れてしまいました)の両親は出てこないのに、2番目に襲われた子のお母さんは比較的出てきますよね。

その辺の塩梅が私はどうにも気になってしまって。

そんなに意味はなくて、単純に驚かせる要素でしかないのだとしたら納得なんですよね。
ホラー映画ってそういうシーン多いんですかね?


そういったエピソードに対する描写の割合が少し気になりました。

でもまあ、軸は田中親子の話ではあると思うので、細かいところは的な話、、?


友達がそれになる、助けたいけど助けられない、逃げるしかない、みたいな要素はホラーなのか?と思いながら。

子供が楽しめるホラー映画なのかな、
いっそそういう売り方しても良かったんじゃないかなとも思いました。(TANGの時にも思った)


まあそんなこんなで楽しませていただきました。
人並みに大きい音にはびっくりしました。
そういう意味では楽しんだかなあ、とか。


相葉くんの演技は私はやっぱり相葉くんには振り回す側の役をやってほしいと願うので、
振り回される側の役は見ていて思うところはたくさんあります、、、、
でも相葉くんが誰かを愛おしく見つめたり、心配したり、の目は大好きです。嘘なく見えるので。

相葉くんは絶対振り回す側の芝居の方が映えると思います。

剣心くんの演技は初々しく、最初のうちは正直周りの子役の子たちの方が上手くてキツかった部分もありますが、
中田監督が舞台挨拶で言っていた「熱があった」というのはよく分かる気がします。

友達を思い、叫ぶ走り回るシーンはシンプルに良かったなと思います。

人を思って叫ぶ、思いを発散するシーンは熱を感じられた気がします。実はそのシーンの方がきっと難しいですもんね。良かったです。


あとは個人的にはやっぱり酒向さんが上手いなあと、、、何やっても"そういう人"にしか見えないのがすごい、、、なあ、と、、、



エンドロールまで込みで、こういうエンタメが大好きな人たちが作ったんだろうな、と感じられる作品だったので個人的にはとても良かったです。



それ、ほんとにいたね、、、、、、。
おつかれさまでした。