感想書きたがりなので、カッペリーニも書きます。
(と大枠書いてから早何日、、、、)





年末忙しかったせいか、
気づいたら訪れていたのがこの作品。

こまめにSNSを動かしていたイメージもあるし、
二宮くんが抜群にイタリア語がうまい、みたいな噂を見てはきましたが、
具体的にどんな話なんだろう?と考えぬまま、本編を見ました。



扱っている題材は、ノンフィクションで、
日本で実際にあった日本人とイタリア人の交流なんだろうなあ、と思います。

ただ、演出にもあった通り、そういった事実を元にしているだけで、
ほとんどは"ドラマ"なんだろうなあと思います。

いや、これは私が無知だからなのかもしれないけれども、
設定や状況みたいな大きいものはノンフィクションに近く、
個々の会話や感情みたいな細かいものはフィクションなんだろうなあ〜という印象でした。

これはでも有識者だとまた印象が違うかもしれないので
このあたりの話は置いておきます。
私は有識者ではないので、、、、




Twitterで、この作品の企画構想は随分前からと目にしました。
原作なしの2時間スペシャルドラマ。

フジテレビとしてはめちゃくちゃ冒険してました?
制作予算が映画並み、頭がおかしいと身内に言われるんだから頭がおかしいんだと思う。

それは受け手でも感じました。頭おかしいと思います。笑

こんなこと言われると全部を受け止めたいと思うけど、個人的にはドラマの出来としてはよくあるフジテレビクオリティかなあ。

伝わってほしい、
めちゃくちゃにフジテレビなんですよね。


気になることたくさんあるし、
これが最良の選択だったの?みたいなこともたくさんあるし、、、

凝ってるところと雑なところ(笑)の差が激しすぎるんですよね、、、
雑なところなんてないつもりなんでしょうけど、、、、
私はそれが「良い!」とはどうしても言えないんですよね、、、(笑)


まあこのドラマにおいてはもしかしたらそれくらいが良いのかもしれないけれども。

というかまあこれは個人の好みの話かつ受け手としての技量(?)の話だと思うので、、、
私はまだまだだってことで、、、


なんて言うかな、
例えばいかにもCGがそれとして受け入れられるのってコメディ全開の時だと思うんですよね。

でも、カッペリーニは最終着地点は別にコメディー!って感じのところじゃなかったと思うんですよ。
なんか変に考えちゃったりするんですよね。
真面目なのか、題材のせいなのか、演出のせいなのか。



多分、このドラマがやりたかったことって
「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ」で人を動かすことだと思うんですよね。

それは速水だけじゃなくて。
視聴者にもしっかり伝わるように。


ここ、日本なんで。

そういう感覚あまりないじゃないですか。

少なくとも私はなかったですから。




‍「人生は、食べて、歌って、恋をして。」


それを真面目〜に描くとこうなるんだろうなあ、という感じ?


だからこそ、演出もCGも音声も丁寧にやって欲しかった気がします。




それでこその映える"イタリア製"なのではないかなあ〜と。

なのでなんか惜しいんですよ。
惜しく感じるんです、すべてが。
うまく言えませんが。




イタリア人3人のシーンは雑でいい(?)と思うんですけどね〜。(?)




まあ演出にしても何にしても誰もいい加減じゃないから難しいところだとは思うんですよ。

文化の違い、生まれ育った環境の違いを違いと感じさせずに描くって難しいじゃないですか。


だって作り手は日本人な訳だから。

それを100%のイタリア人目線で作ったり、イタリア製にすることは不可能なわけです。


まあ誰にせよ何にせよ自分にとっての当たり前は当たり前として染み付いてるじゃないですか、
誰かにとっては当たり前じゃないのに。



でもそこの根本の感覚の違いが、
私が感じたこの中途半端な感じな印象に着地するんだろうなあ、と思ったり思わなかったり。





AのことをBから見た視線で描くんだけど、
演出からAっぽさを感じるからどっちつかず、みたいな。


でも、速水がイタリア人3人から影響を受けて変わっていく様子がきちんと描けていたり(二宮くんの技量?)
イタリア人が日本人に触れて日本の文化やマナーを知るものの、譲れない部分を描いてみたりしているわけで。



今回で言うと、イタリア人から受ける影響、の方は描きやすいわけです。
でも、日本人から受ける影響は難しいんですよ。
どうしたって他人事になっちゃうから。日本人だから。


なんかそこの感覚が難しかったんじゃないかなあ、と勝手に思ってます。

そこの塩梅が演出的にチグハグして見えたというか、、、はい。






いい加減なことを言うのはこの辺にしておきます。










目の前にいる人を大切にすること、
自分の人生を自分ごととして考えること、
それに限らず簡単だけど難しかったりすることってたくさんあるけれども、
「食べて歌って恋をする」人生以上に"豊か"な人生はないのかもしれない、と思いました。


大切なものを見失わない人生を送りたいなあ、と。








あと個人的にはCMで区切る編集点はめちゃくちゃよかったなあと思います。

そこのテンポ感は個人的には好きでした。






以上。



(感想を書こうとして迷走したあげく、時間置いてさらに迷走したので強制終了)