■エボラ対策―冷静な対処が試される
http://www.asahi.com/paper/editorial2.html

対処が冷静でなければならないだけは同意だけど。

気になるのは、大きく2点。

(1)患者の血液などを介してしか感染しない(咳のしぶきなどで感染しない)
咳では感染しない。空気感染はしないという記述は、色んなところで見られる。
しかし、
「感染者の嘔吐物、血、肉、唾液、粘液、排泄物、汗、涙、母乳、精液などから感染する」
とある。
とすると、咳やくしゃみで空気だけ触れる分には大丈夫だろうけど、唾液の飛沫が混ざったら感染すると思うんだけど。

実際に
「他の人に向かって直接くしゃみや咳をした場合、感染する可能性はある」
と書いているところもある。
ちなみに、厚労省での記述も
「空気感染は否定的である。」
とあり、空気感染しないと断言されている訳ではない。
とすると、ますます咳でも感染する可能性はある とすべきなんじゃ?

(2)過剰な隔離や検査は逆効果
多くの人の命に関わることなので、これにやりすぎってこともないかと思うんだけど。
犯罪(密航)を犯してまで入国するやつは、検査の過剰さとかに関係無く密航するだろ、きっと。


報道という立場にありながら、真偽を確かめずに記事書いてるのかなぁ?
それとも、もう誰も朝日の記事なんか信じてないだろと思って自暴自棄になって書いてるんだろうか?




あと気になるのがここ。
「流行地でエボラと闘った看護師が、症状もないのに一時強制隔離され、犯罪者のような扱いを受けたと訴えている。」

これは、強制隔離も仕方ないんじゃなかろうか。
本人にその意識がないかもしれないが、
・実際に医療関係者の感染が見つかっているので、感染の可能性は0%じゃない
・感染していた場合、発症するまでわからない ← と見つけたが正しいのか不明
・(上記が正しいとすると)潜伏期間は隔離していないと拡散する(他人を殺してしまう)
となり、エボラの治療に行ったのに、感染拡大させてしまうという本末転倒の危険性があるんだから。
そういったことも理解していて、流行国にわざわざ赴いたんじゃ?

現地で治療行為をするまでが、国境なき医師団とかの活動で。
その後は(感染してる可能性があるけど)、帰国したら終了とか思ってるんじゃなかろうか?


「家に帰るまでが遠足です」
と同様に、
「(現地での治療から戻ってきて)自分が感染されていないのが確認できて、元の生活に戻るまでが医師団の活動です」
だと思う。



ばいちーす