ミッション 彼女力100


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彩人SIDE


『一喜一憂』という言葉を思い出していた

真っ赤な顔したり、真っ青な顔したり

彼女が僕の行動で照れたり困ったりしている姿がとても面白い

いや、面白いと言うよりも、嬉しいだろうか

クセになりつつある


彩人「ダメだな」


せめて困らせることをひかえないと。

このままじゃ嫌われてしまうかもしれない


彩人「気をつけないと。・・・・・・誰か、いるのか?・・・・・・!」


保健室のベットに横になろうと、腕をついてふとんを身体にかけた時だった

窓が開き、室内に誰か入ってきた


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


これはまさか・・・・・・


「もしかして、椎名・・・・・・先生ですか?」


いつも保健室にいない、養護教論の椎名


椎名「・・・・・・?その声・・・・・・3年の」

彩人「綾瀬川です」


3回名乗ったはずだけど、まだ覚えてないか

しかし珍しいな、この人が保健室に戻って来るなんて


彩人「どうしたんですか?こんな時間に」

椎名「それはこっちのセリフだと思うんだが?」

彩人「・・・・・・まあそうですね」


どうしてこの人はこんなまったりとした話し方をするのか不思議だけど

それはおいといて

ここはちょっと生徒らしく振る舞ったほうがいいかもしれない


椎名「病人ではなさそうだけど、お前は」

彩人「ちょっとした寝不足です」

椎名「その割には女性徒と何やら親しそうにしてたようだが」

彩人「見てたんですか?」

椎名「いや、聞こえたんだ」

彩人「ああ、そうですか」


窓のそばで昼寝でもしてたのか


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椎名「とりあえず、あー・・・・・・・・・・・・」

彩人「綾瀬川です」


ついさっき名乗ったのに、また忘れたのか


椎名「そう、綾瀬川だ。次の休憩時間が始まる前に教室に戻れ」

彩人「・・・・・・?は、い」


なんとも不思議ないい方だな

しかも今すぐには追い出そうとはしないのか


彩人「何か、あるんですか?」

椎名「・・・・・・いつものヤツが来るからな」

彩人「いつものヤツ?」

椎名「お前には関係ない」

彩人「そうですかあ。それは失礼しました」


まあいいか

そこまでしりたいわけじゃないし

そう思って、しきりのカーテンを閉め、ベットへと身体を倒した直後


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


椎名「ああ、そうだ。3年!」


椎名がカーテン越しに話しかけてきた


彩人「綾瀬川です」


・・・・・・名前を覚える気はなさそうだな、この教師


椎名「保健室で女と戯れるのはほどほどにしてくれ。たまに戻って来た時、入れなくて困る。あとあんまり毒づいてると嫌われるぞ」

彩人「・・・・・・・・・・・・」


この教師、聞こえてたんじゃなくて。見てたのか・・・・・・


彩人「ご忠告どうも」


そう短くカーテンの傍を歩いていた椎名に伝え

とりあえず仮眠をとるためにまぶたを閉じる


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時々ーー

彼女のため息におびえる自分がいる

『嫌われるかもしれない』

それはもう他人に言われなくても分かっていることだ

マリィちゃんを好きすぎて、独り占めしたくて、自分だけを見て欲しくて、

自分のことだけを考えるように、悩ませ困らせる

こんなことを続けていたら、

きっとこの先・・・・・・愛想を尽かされてしまう


彩人「それは絶対に避けたいな」


いや、でも愛想を尽かされるよりも、

疲れて離れてってしまうかも

嫉妬深くて自分でも自分が嫌いになることがあるくらいだから

本当、自制しないと・・・・・・

ヒロインSide


放課後

先輩と歩く帰り道

いつものように手を繋いで歩いていると

先輩が突然、足を止めた


「先輩?」

彩人「ねえ、そろそろ僕の部屋に来ない?」

「え・・・・・・部屋に?」


いきなりの誘いに、目を見開いて先輩を見た

先輩は私の反応を予想してたかのように、顔を近づけて微笑んだ


彩人「鍵はもう渡してあったよね?」


ああ、そういえばもらってた・・・・・・っけ

忘れていたわけじゃないけれど、使い時がわからなかった


彩人「それ。いつでも使っていいんだよ。勝手に入ってきていいしね」

「そ、そんな!勝手になんて・・・・・・!」


私が頭を振ると、先輩は無邪気に笑いながら


彩人「寝てる時でも、シャワーを浴びてる時でも、君だったら怒らないから。まあ・・・・・・そのあと、どうなるかは・・・・・・予想つくだろうけど」


そう呟いた



to be continued・・・