小沢健二ライブ 魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ | ブラウニーのコソコソ日記

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6月8日(水)広島クラブクアトロ

小沢健二さんのライブ
『魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ』
に行って来ました。




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オザケンファンは、聡明で思慮深い方々ばかり。
ツイッターやブログなど見ていたら、

そっち系の仕事してるの?と思う位、

素敵な言葉で綴る方たちばかりなので、
私のような人間が語ると、薄っぺらくなるのですが、
感じた事などを吐き出させて貰いたいと思います。



渋谷クアトロで、ツアーが発表された頃、
ちょうど仕事の事で 精神的にかなり落ちていた時だったので、
これは私の為に発表してくれたんだ!と思ったほどでした。



今回のツアーは福岡の1公演を除き、
ライブハウスで行われるスタンディングライブで、


中でも広島はキャパ800と、他の会場の3分の1。
チケット争奪戦になる事、必至。


そんな争奪戦を勝ち抜き、

無事にチケットを取れたのはいいけど、
そこから急に、テンションが下がり、
ちっとも楽しみに思えなくて、
自分でもビックリしました。


今回のライブを観たら、オザケン卒業かな?

とさえ思っていました。



4年前、東京のオペラシティで行われたライブの際に、SNSで、

『ライブの後に一緒に打ち上げをしませんか!』と呼びかけて

集まった初対面の人たちと、

都庁の展望台に登ったり、
ライブの感想を話したりして、盛り上がったのです。



その後、小沢くんの動きがなくなり、

その時のメンバーともほぼ音信不通になっていたのですが、
ひょんな事から1人と繋がったので、LINEグループを作って、

またおしゃべりを興じられる事になりました。



他にも、SNSを通じて仲良くしてたオザケンファンの友達からも、
久々にメールを貰ったりして、
そこから、ギュイーーンアップと、テンションが高まりました。


あぁ、私は気持ちを共有出来る仲間を求めていたんだなぁ。



ライブの日、1年以上振りに有給休暇を取りました。


仕事帰りでも、開演時間には間に合うのですが、
ツアーグッズがとっても可愛いので、

販売開始時刻には着いておきたかったので。


グッズは、Tシャツ3種類全部と、読み物やステッカー、

魔法的電子回路といったモノを買って、14,000円也。



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(暗い…)


オザ友ちゃん達に訊いてみたら、

他県まで遠征するような熱量の高い子ですら、
意外にも、Tシャツ1枚だけ…とか、

買うこと自体悩んでると言うので、ビックリしました。


私は、こんな所にもコンプ癖が染みついているようです(苦笑)


普段行くライブでは、何も買わない事もある位、
ツアーグッズはほとんど買わないんですけどね。


生地が薄いから、買うの悩んだボーダーTシャツ。

(正直、3倍出してもセントジェームスやアニエスb.買ったほうが良い品質)


1度は見送ったのだけど、再度並びなおして買ったのは、

このタグがニンマリさせたから。



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ツアーが始まったら、Twitterなどでは称賛の嵐で、
楽しみでもある反面、プレッシャーでした。

私だけ楽しめなかったらどうしよう…
何も感じなかったらどうしよう…

そんな不安を抱きつつ向かいましたが、
1曲目から不安を吹き飛ばしてくれました。



スタンディングライブは手慣れたもんなので、
整理番号は、あまり良くなかったのですが、
スススーっと、前を目指し2列目キープ!


普段行っているような
押せ押せ!なライブではなかったので、
踊るスペースも確保出来ました。



ちょうど、前の人の隙間から、小沢くんの姿が、
頭のてっぺんから足の先まで見えて、
実質、最前列みたいな場所でした。


今まで、後ろから2列目とか、3階席とか

小沢におけるチケ運が全くなかったので、

全て取り戻した気分でした。



大好きな髪をかき上げる仕草、

笑ったら かまぼこみたいになる目、
くねくね踊る姿、

ギターをかき鳴らすときの肩の揺れ、

ライムグリーンのコンバースハイカット、

ピンクのパンツ、

手の甲の血管、

つるつるの腕(虫さされの跡アリw)

腕を上げた時にちらりと見える脇腹、


ぜーんぶ、脳裏に焼きつけました。



ライブは、ツアータイトルの『魔法的』にもあるように、
歌詞に“魔法”という言葉の入った曲など昔の曲と、

アルバム未発表の新曲7曲で構成されていました。

ツアーを発表した時に、小沢くんは、
『お馴染みの曲もやりますが、

帰るときに体に残ってるのは、新しい曲たちだと思います』
と、言いました。


私は、ライブにおいて、音源化されていない新曲を演奏されるほど、
退屈な事はないと思っているので、


正直なところ、「それはないわー」と思っていたのですが、
本当に、新曲たちが素晴らしく、帰り道は車の中を無音にして、

新曲を噛みしめていました。


そして、ライブから数日経っても、

うろ覚えの歌詞とメロディーを口ずさんでいます。


小沢くんの歌詞は文学で、

1度聴いただけでは到底理解出来ないのですが…

(これは、今に始まった事ではないですが)


1番、グッと来たのは、2曲目の

『フクロウの声が聞こえる』でした。


力強く歌う小沢くんの姿に、

本気だ、この人!と思い知らされて、

大粒の涙がこぼれ落ちました。


NY(在住)で隠居生活してる なんて思ってゴメンナサイ!と心で詫びました。

へんてこな踊りを強要されたり、

相変わらずドSで、

新曲を一字一句間違うことなく一緒に歌って!と無茶ぶりや、
こちらが戸惑うほど可愛いく踊る小沢くんには、ズキュン♡でした。


王子健在!!
こんな中年、ズルイ!

こっち側のみんなは、シミやシワが出来たり、肥ったり、
薄くなったり…と劣化してると言うのに…笑



終盤、言葉を詰まらせながら、目に光るものを浮かべながら

感謝の言葉を伝えてくれた小沢くん。

胸が熱くなりました。



私は、基本、ライブは、1ツアー1公演でいい

と思っていて、地元でやらない時以外は、

遠征してまで何回も観たいとは思わないのです。


社会人になったすぐの頃は、お金の力に任せて、

あちこち遠征に行きましたが、

高校生の頃のように、地元に来てくれるのを待つのが好きなのです。


もちろん、今回もそのつもりです。


でもでも、もう1回観たい!!

バンドセットの小沢健二、最高です!


残念ながら、平日公演ばかりだし、

チケットも完売なので、無理なのですが・・・



ライブの最後に、5、4、3…とカウントダウンして、

小沢くんが『日常に帰ろう』と言い、魔法を解きました。

その瞬間、涙が止まらなくなって、

酷だけど、これが小沢くん流の優しさなのだなと思いました。

“現実”ではなく、“日常”というのも。


口角がさがり気味になりがちな日常に帰ったけど、

ライブから10日以上が過ぎた今も、微力ながら魔法が続いていて、

口角はきゅっと上がり、規則正しい日々を過ごしています。


こんな魔法もあと1ヶ月もしたら、完全に解けちゃうんだろうな。
小沢くんに会いたくて会いたくて、泣きたくなるほど“おざロス”です


こんなはずじゃなかった…笑


気持ちの隙間を埋める為に、何か新しい事を始めたい!

と思うのですが…


むさ苦しい主観のみの駄文を長々と失礼しました。