「凛として」
 
墓地にゃんシャア
 
 
シャアは今年何歳なのだろうか?
私は今年ここに勤めて15年
確かその前からいたという話だ
推定17-18歳くらい 人間で言えば85歳以上の
かなりの老猫だ
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さくらはこのシャアから産まれた
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そのシャアなのだが
昨年の秋頃から急に食べるのが遅くなった
今年になり歯の状態が悪いのか食べるときに
キシキシと歯のこすれ合う音を立てて食べる
背中の傷も痛々しい
 
 
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獣医に連れて行くのは捕まらないから無理だ
でも何とかして苦痛なく食べさせたい
 
ふっと思い出したのが愛犬POCKYの老後の食事に使っていたミキサー
これで細かくすればシャアも歯を使わずペロペロと
舐めてくれるかな
 
あらかじめ休みの日に練習をし
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こんな感じになった
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喉に詰まるかも知れないので白湯も持って
 
いざ、参らん シャアのもとへ
 
まだまだ元気なオヤビンは(さくらの義兄)は普通食
待ちきれず食べ始める
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うそー シャアが食べてくれない
普通のカリカリのご飯に顔をつける
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フゥーもやってきた
一緒に食べよう
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あらま シャア(左)の顔ったら
よほど嫌らしい
 
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やはり オヤビンの普通のカリカリが良いらしい
 
ならば奥の手 ペースト状の肉と混ぜようか
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あらら すでにフゥーが食べちゃってる
 
試行錯誤の末
やっと食べてくれたのが荒く砕いたカリカリと
柔らかい缶詰
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結果、普通とあまり変わらない食事
 
時折、顔を斜めにしキシキシと音を立てながら
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それでも時間を掛けて食べている
 
 
墓地にゃんシャア
 
いつも凛としている
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「馬鹿にしないで
あたいはマダマダおかゆは嫌よー」と言っているようだ
 
驚いたことにシャア
午後にはお供え物のお饅頭を食べていた
外の子はそれでいい
逞しくそして強く
 
老いても凛として
 
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君たちもシャアのように
逞しくそして強くあれ 凛として
 
私も歳をとってもそうありたい