僕が所属している逗子カヌークラブのキャプテンjogoさんと、
以前から3月か、4月初め頃にキャンプツーリングに行こうという計画をたてていました。
その後、東日本大震災があり、
たいした被害を受けなかった僕ですら、日常が大きく変わってしまいました。
しかし、震災からそろそろ1ヶ月、少しずつ日常に戻っていくための第一歩として、
当初の計画通り、キャンプツーリングを決行することにしました。
jogoさんと連絡を取り合い、安全を最優先させる事、
万一の際にもすぐに非難出来る事を最優先し、
万一の時でも、すぐに情報をキャッチ出来るよう
ラジオも携行することにしました。
キャンプサイトは、すぐに高台に非難出来る竜馬ポイントに決定。
いつものキャンプツアーならば、逗子から漕いで行くところだが、
今回はキャンプサイトに近い長浜から出艇することにした。
朝、jogoさん宅まで車でピックアップに行く。
今日は高気圧が張り出していて、雲ひとつないドぴーかん。
天気も味方してくれているようだ。
・・・と、ここで気づいたのだが、安全装備を忘れないように気をつけていたら、
デジカメのバッテリーを装着するのを忘れた
仕方がないので、携帯のカメラを使用することに・・・。
何もかも上手くはいかない・・・と。
気を取り直して、密かに楽しみにしていたサーフカヤックの新艇、
“般若”を見せてもらう
独占スクープ!これが“般若”だ!
手前が般若、後ろがアポロ9。
並べてみると、般若のスターンは大きく、
ボリュームがあるのが特徴的。
う~ん、jogoさん、また楽しみが増えましたね
その後、カヤックとキャンプ道具を積み込みんで出発。
途中、葉山公園に寄り、ここで漕いでいる時に
地震に遭ったとき、高台へ避難する経路を教わる。
その後、長浜に移動後、万一の際の高台への避難経路を
確認してから、準備をして出艇。
ほぼ1ヵ月振りの漕ぎなので、jogoさんにペースを合わせてもらい、
ゆっくりと南下。
今はヒジキ漁の最盛期のようで、途中の浜では
浜辺で干すヒジキで浜が真っ黒になって見えました。
海辺では、逞しく日常が取り戻されているようです。
その後、小網代湾を往復して、小さな浜に上陸、
jogoさん持参のおにぎりを頂く。
暖かくなってきた春、ぴーかんの日にカヤックを漕いで、
小さな浜に上陸して、手作りのおにぎりをほおばる・・・。
以前は当たり前のようだった事も、
ものすごく幸せなことなんだなぁ・・・とあらためてかみしめる。
食後に少し休んだ後、城ヶ島に向けて出発。
今日は風も弱く、うねりもないので、島をあちこち寄り道しながら一周。
その後は近くの浜で薪を調達し、カヤックに満載してキャンプサイトに到着。
キャンプサイトでも手分けして薪を調達。
十分な薪が集まったところで、焚き火のはじまり。
久しぶりの焚き火のにおい・・・、
ここでも普通の生活の幸せをかみしめる。
これからのカヤックシーンのことetc
深い話から愉快な話まで話は尽きず、夜は更けていきました。
色々な話をしましたが、僕と同じような事を
jogoさんも考えている事が分かって安心しました
この夜は、月齢の若い月が20時前には沈み、
暗い夜空に星がとてもきれいでした。