何だか吹っ切れてからはまた調子が上がってきた。
絶好調とは正直言い難いがつまらないミスはだいぶ減った。
少なくとも足手まといにはならなかったかな?
また1セット奪いB組を下した。
が、ここで俺の体力の限界が来てしまったようだ。
A組との決勝戦は出られなかったが不思議と悔いは残らなかった。完全燃焼できたってことかな?
結果としては女子はC組が優勝、男子はA組が優勝、接戦だったがC組はわずかに届かなかったか。
まぁ俺が出てたとしても結果は変わらなかっただろう。
表彰が終わり、男子は少し沈んでいたが女子が優勝してすごく喜んでたからまぁそこまで暗い雰囲気にはならなかった。
俺は中学の頃からの同級生に声を掛けた。
「佐江、やったな。やっぱお前バスケうまいな。中学では途中で辞めちゃって少しブランク空いたけど全然問題なかったな。」
佐江は戸惑いながら
「えっ!?うん、あ~ありがと!れっ田上も結構頑張ってたじゃん!体は大丈夫なの?」
今、漣って言いかけて田上って言い直したな。
「あぁ、小学校の頃から無理矢理動かして鍛えたからな。そんなにやわじゃないさ。おばあちゃんからは未だに病人みたいな扱い方されるけどね。」
「ちょっと、男子が気安く佐江に近づかないでよね!気持ち悪い!佐江行こ!」
割り込んできたのは渡辺だ。佐江はこっちをちょっとだけ振り返りながら渡辺とともに去っていった。
そういや佐江の奴中学で渡辺と仲良くなってから、男子はおろか女子も渡辺以外ほとんど避けるようになったな。俺や昇太郎たち男子のことも下の名前で呼んでたし。
帰りのHRで篠田がお疲れ様とみんな頑張ったね的なことを言った後、また後日改めて女子の優勝パーティーを開くことにして解散になった。
俺、昇太郎、玲央、みなみ、大島の5人で帰路に着いた。
「たく、男は情けないなぁ。やっぱり女は強い。」
みなみが聞き捨てならないことを言った。
「よく言うよ。ドリブルでこけてバウンドボール取ろうとして頭にぶつけた奴が。」
俺が言ってやった。
「ちょっとぉ何なのよ~。」
みなみ以外の全員が笑った。
「いや、あれ写メ撮ったんだけど。あの位置関係的に絶対ぶつけるって思ったからケータイ構えたらビンゴだった。」
玲央が言った。
「よし、みんなに送れ。これをどうしようかな~」
大島がみなみを揺する。
「さて、まず全員にジュース奢ってもらおうか、チビ級長さん。」
昇太郎も加わる。まぁ昇太郎から見たらみなみなんて小学生も同然だよな。
なんて言ってたら昨日の雨で出来た道路の水たまりの上をトラックが走って5人で仲良く水しぶきをかぶった。
そういや、海之が今日のみなみの運勢は周りを巻き込むくらいに最悪って言ってたがこういうことか。
最悪って言うからにはこんなんじゃ済まないだろう。この先どうなることやら・・・汗
次回予告
ゆきりんと板野グループの話をドラマのときみたいに並行して書こうかと思っています。
ぜひ読んでください!
同じコートに立つ仲間はドンマイ、ドンマイと声を掛けるが昇太郎はやっぱりお前・・って感じで俺を見てる。
正直、体は結構ガタがきてる。だが、それは負けの言い訳にはできない。
と意気込んでやってみたもののつまらないミスを2回して、ローテーションでベンチに入った。
「ドンマイ、頑張ったよ田上君は。次入ったとき頑張ろう!」
篠田が水を持ってきてくれた。ありがたく受け取ると小さいおまけ。高橋も来た。
「急に調子悪くなったじゃん。どっか悪いんじゃないの?」
そうか、傍から見てても俺は結構調子悪そうに見えるわけか。
「田上君、体は大丈夫なの?おばあちゃんから聞いてるよ。田上君、体が弱いのをいつも無理してるって。」
何だ、ばあちゃん篠田に言ってたのか。俺の体が弱いこと。
「そうなの!?全然知らなかったよ、そんなこと!ほんとに大丈夫なの?」
「まぁかなり疲れは出てるけど、どっか悪いわけじゃないし・・・」
「田上君が球技大会出るっておばあちゃんが知ってから私に連絡が来てね、あまり無理はさせないようにって。田上君、いっぺん外れる?私にはあまり大丈夫には見えないんだけど?」
そりゃかなり体はガタきてるが・・・試合を見てみると俺のミス分をしっかり取り返してくれてる。今の俺が入っても足手まといになるだけかもしれない。
ここでチーム外れでもバチは当たらないだろう・・・でも、ほんとにそれでいいのか?
俺だってまだ動けるだろう。ここで辞めて後悔しないか?でもみんなの足手まといになったら・・・いや、足引っ張るかもしれないけど辞めたくない・・・
疲れてるがまだ使い切ってない。本気じゃないだろ・・・
そもそも本気ってどうやったら出せるんだ?あぁわかんねぇ。
こういうときおじいちゃんだったら・・・?おじいちゃんは強い人間だ。小さい頃から俺にいろいろ教えてくれて尊敬する人を挙げろって言われたら迷わずおじいちゃんの名前を言う。
おじいちゃんは「本気(マジ)」について何か言ってなかったっけ?
だんだん小さい頃からの記憶が甦ってきた。おじいちゃんの言葉は一字一句忘れない。
まだ小さい俺におじいちゃんが語りかけてる様子が思い浮かんできた。
俺の頭に手を乗せて、
「漣、本気ってのはいつだってなれるもんじゃない。まず、本人が真に全力を出すことを望まなきゃなれない。だが、それだけじゃないと俺は思うんだ。」
「どういうこと?」まだ幼き俺は聞く。
「時だよ。本気になれるときってのがあると思うんだ。そうじゃないときはどれだけ頑張っても本気にはなれない。」
「どんなとき?」
「そうだな。極限まで追い込まれたときには本人も驚くぐらいの力が発揮できるときがあるぞ。」
おじいちゃんは笑ってそう答えた。
本気になれるときっか・・・・・・・・・・・・て今がそのときじゃないのか?
体力も限界、でも勝ちたい、極限かどうかはわかんないけど追い込まれてることは確かだ。
あとは俺が真に勝利を望むか。
勝ちたい、勝って弱い自分に打ち勝ち、仲間と喜び合いたい。
そう思うと何か疲れがとれてきた気がした。
「いや、まだやれます。出ます!」
「そう、何か迷ってたみたいだけど吹っ切れたみたいだね。大丈夫なような気がしてきたよ。」
「ほんと、何を考えてたんだか。」
「あぁぁぁぁぁまじないみたいなもんかな?」
負ける気がしない。やっぱりおじいちゃんはすげーや。
さて、こっからが本気の勝負。絶対に負けない・・・
正直、体は結構ガタがきてる。だが、それは負けの言い訳にはできない。
と意気込んでやってみたもののつまらないミスを2回して、ローテーションでベンチに入った。
「ドンマイ、頑張ったよ田上君は。次入ったとき頑張ろう!」
篠田が水を持ってきてくれた。ありがたく受け取ると小さいおまけ。高橋も来た。
「急に調子悪くなったじゃん。どっか悪いんじゃないの?」
そうか、傍から見てても俺は結構調子悪そうに見えるわけか。
「田上君、体は大丈夫なの?おばあちゃんから聞いてるよ。田上君、体が弱いのをいつも無理してるって。」
何だ、ばあちゃん篠田に言ってたのか。俺の体が弱いこと。
「そうなの!?全然知らなかったよ、そんなこと!ほんとに大丈夫なの?」
「まぁかなり疲れは出てるけど、どっか悪いわけじゃないし・・・」
「田上君が球技大会出るっておばあちゃんが知ってから私に連絡が来てね、あまり無理はさせないようにって。田上君、いっぺん外れる?私にはあまり大丈夫には見えないんだけど?」
そりゃかなり体はガタきてるが・・・試合を見てみると俺のミス分をしっかり取り返してくれてる。今の俺が入っても足手まといになるだけかもしれない。
ここでチーム外れでもバチは当たらないだろう・・・でも、ほんとにそれでいいのか?
俺だってまだ動けるだろう。ここで辞めて後悔しないか?でもみんなの足手まといになったら・・・いや、足引っ張るかもしれないけど辞めたくない・・・
疲れてるがまだ使い切ってない。本気じゃないだろ・・・
そもそも本気ってどうやったら出せるんだ?あぁわかんねぇ。
こういうときおじいちゃんだったら・・・?おじいちゃんは強い人間だ。小さい頃から俺にいろいろ教えてくれて尊敬する人を挙げろって言われたら迷わずおじいちゃんの名前を言う。
おじいちゃんは「本気(マジ)」について何か言ってなかったっけ?
だんだん小さい頃からの記憶が甦ってきた。おじいちゃんの言葉は一字一句忘れない。
まだ小さい俺におじいちゃんが語りかけてる様子が思い浮かんできた。
俺の頭に手を乗せて、
「漣、本気ってのはいつだってなれるもんじゃない。まず、本人が真に全力を出すことを望まなきゃなれない。だが、それだけじゃないと俺は思うんだ。」
「どういうこと?」まだ幼き俺は聞く。
「時だよ。本気になれるときってのがあると思うんだ。そうじゃないときはどれだけ頑張っても本気にはなれない。」
「どんなとき?」
「そうだな。極限まで追い込まれたときには本人も驚くぐらいの力が発揮できるときがあるぞ。」
おじいちゃんは笑ってそう答えた。
本気になれるときっか・・・・・・・・・・・・て今がそのときじゃないのか?
体力も限界、でも勝ちたい、極限かどうかはわかんないけど追い込まれてることは確かだ。
あとは俺が真に勝利を望むか。
勝ちたい、勝って弱い自分に打ち勝ち、仲間と喜び合いたい。
そう思うと何か疲れがとれてきた気がした。
「いや、まだやれます。出ます!」
「そう、何か迷ってたみたいだけど吹っ切れたみたいだね。大丈夫なような気がしてきたよ。」
「ほんと、何を考えてたんだか。」
「あぁぁぁぁぁまじないみたいなもんかな?」
負ける気がしない。やっぱりおじいちゃんはすげーや。
さて、こっからが本気の勝負。絶対に負けない・・・
昨日からテスト週間に入りました。
勉強のためにこれから1週間ほどこのブログを休ませていただきます。
ただでさえあまり更新できていないにも関わらず、自分の都合で更新を止めてしまうのは読んでくださる方は失礼に思われるかもしれませんが、どうか再スタートしたときには読みに来てください。
勉強のためにこれから1週間ほどこのブログを休ませていただきます。
ただでさえあまり更新できていないにも関わらず、自分の都合で更新を止めてしまうのは読んでくださる方は失礼に思われるかもしれませんが、どうか再スタートしたときには読みに来てください。
