こんにちは。
我が家の6歳の息子は4ヶ国語(日独伊英)を喋るマルチリンガルです。
では、質問です。
「マルチリンガルの息子の一番好きな言葉はなーーーんだ?」
去年11月にミラノへ行った際に、
我が家の息子がマルチリンガルだと知った、お店の店員さんが、
息子に、
「ところで、一番好きな言語は何?」
と質問してきました。
実は、私は、
このような質問は、
言語に優劣をつけるような気がして、
一度も息子に投げかけたことがなかったのですが。。。
第三者から聞かれたからには、
息子に答えさせないわけにはいきません。
その時、私が考えていたのは、以下でした。
きっと、3歳のものごごろついたころからイタリアに住んでいるから、「イタリア語」かなぁ?
あ、でも、3歳までドイツに住んでいたから、「ドイツ語」かなぁ?
日本には、生後7ヶ月の時に、5ヶ月しか滞在していないし、
その後の夏休みに休暇も1年に数週間しかいなかったし、
彼の生活環境で、日本語を喋るのは、私しか、いないから、
「日本語」ではないよなぁ。
なーーーんて、思っていました。
それで、
私も、興味深く、
「何て答えるかなぁ?」
と様子を見ていたら。。。。
彼は、
「日本語が一番好き」
ですって!!!!!!!
もう、私、
「えぇーーー、本当に???」
って、目をまぁるくして、
びっくりして聞いちゃいました。
そして、なんだか、もう、
すごく嬉しくなっちゃっいました。
その時に、初めて、
「あぁ、これまでの私の日本語教育は、成功だったのかもしれない」
って感じました。
それと同時に、実は、
「母親の子供に対する、影響力の強さ」にちょっと恐れ慄きました。
だって、彼のこれまでの生活の中で、
日本に帰国した時以外に、
日本語を話すのは、「私だけ」なんですもの。
彼は、明らかに、「私」というフィルターを通して、
日本を学んでいるんです。
そういえば、
彼は、私が話す日本の話が大好き。
例えば、
日本だと、6歳の子が一人でも、道を歩いて、おつかいや学校に行けること。
(イタリアはできません。ドイツはOKです。)
私が大好きな、そろばんのこと。
私が記憶を辿りながら話す、日本昔話を聴くこと。
こんなことが、彼は大好き。
私が、私の大好きな日本の文化や、
日本とヨーロッパの異なることを、
楽しそうに話すので、
それで、息子も、
日本のことが大好きになったのかもしれませんね。
「おうち英語」を頑張っているパパ・ママ。
英語がどんなに面白いか、
その文化の違いや、素敵なところを、
子供にお話すると、
子供も自然とその言語を好きになってくれるかもしれませんよ。
幼児期の、親の影響力をうまく使いながら、
家庭での語学教育、頑張っていきましょうね。