それはいくらなんでも

うちに帰ると小さい水槽に魚が一匹

アイツ、また増やしやがったと思い、即電話

「あんたさ、これ以上増やさんていいよったとになんで増えてる訳よ」

「あー、訳は帰ってから話すけん。そいつ、生きとる」

「生きとるわ」

イライラしながら、旦那の帰宅を待つ。

しばらくして帰宅の旦那

「俺、ショックやったんよ。こいつさ、あのでかいやつの口の中に頭から喰われとってさ。びっくりして、手をつっこんだらでかい奴が放したけん、コイツを別の水槽にしたんよ。

こいつらさ、同じ水槽で暮らし始めて間違いなく一年は経つんよ。顔見知りやろ。そんな奴を喰おうとか、考えるっていうのがショックやん

こいつらに情っていうのはないんかね

やっぱ魚なんやなーって思ってさー。

だって、顔見知りやろ」

私、爆笑

魚ですもん、それは無理ですもん

魚に情を求める旦那

ある意味、ピュア