「鳩いるよ。捕まえなよ。」
公園にたくさん鳩がいるのを見つけた私は、同業に言った。
鳩たくさん捕まえて鳩の王様にでもなったらいい、という軽い気持ちでの発言だった。
>どんな気持ちよ
「法律違反だよ!!」
同業は私の提案を断った。
弁護士ってほんとやだよね。すぐ法律もちだしてくる。
・・・と文句を言うより先に私の口から出たのは、
「あれ?私、前にこの話してなかった・・??」
だった。
かつて、野生動物をつかまえてもいいのか、を調べたことを思い出した。
>何やってるの
***
あれは、野生のメジロを飼ってた人が逮捕された、というニュースを見た日だった。
そのニュースを見て、とても怖くなったのだ。
ここ日本では、法律を知らなかったという言い訳は通用しない。
どうしよう・・逮捕されたら・・・。
まだ何もつかまえてないのに不安になった。
調べた結果、
ダメだって。
日本では、野鳥つかまえちゃダメだって。きびしいよね。
まず、日本では、鳥獣保護法で狩猟(免許とかいる)をしてもいい鳥獣、というのが決められているらしい。
つまり、原則捕まえたらダメだし、狩猟さえも制限されている。
軽く考えて、その辺の鳥獣、片っ端から捕まえてったらもう大変なことになるよね。
>どんな妖怪だよ
もっとも、自分の将来的な可能性を考えたときに、狩猟してもいい鳥獣だけは頭に叩き込んでおかなければいけない。
そう思ったらしい。
我ながら思う。
どれだけ暇でも、他にやることあるだろ。
「頭にしっかりとたたきこむ」と書かれている。
えぇえぇわかります。
もっとたたき込まなければならないことがありますよね。
***
どうやら、私は親が野生の鳥捕まえてると思ってたらしい。
この時、母親に、