「自分のことを海の生物と思うようにする!!」
先週、とんでもないことを思いついたかのように発表した。
実際、その時の私は、自分のことを天才だと思っていた。
そもそも、このとち狂った発言は、
①毎日帰宅してからお風呂に入るまでが長い
②お風呂に入らなければいけないことは十分にわかっている
③でもめんどくさい
④お風呂に入った後は、100%入ってよかったと思うし、お風呂も大好き
⑤でも、入るまでがめんどくさい
⑥お風呂にすぐはいるためにはどうすればいいんだろう
という経緯で出たものだ。
私は、この考えに至るまでにも、本当に長いことこの問題(=帰宅後すぐお風呂はいるにはどうすればいいか問題)について考えていた。
家に帰った瞬間にお風呂を沸かす、とか、
時間を決める、とか、家に帰って座らない、とか。
それはもう色々。何十個も考えた。何年も。いろんな人とも話し合った。
でも、うまいこと答えは出なかった。
何か考えたとしても、続かなかった。何ひとつ続かなかった。
結局、お風呂にはいるのめんどくさいなぁと思いながら時間を過ごす(これは1番むだな時間)ことを何年も続けていた。
しかし、うまくいかないのは当然だ。根本が間違っていたのだ。
***
化粧をする、歯磨きをする、顔を洗う、とか、色々とめんどくさいと思いそうなことは他にもたくさんある。
けれど、なぜこんなにもお風呂に入ることだけが特別にめんどくさいかというと、
お風呂に入ることは、他のことと全く違うからである。
つまり、
お風呂に入るとは、
服を脱いで水(お湯)にはいるという非日常な行動をとらなければいけないのだ。
私は、この大きな違いを見過ごして、表面的な解決方法を探していた。
だからうまくいかなかったのだ。
***
普段の生活において、私は、服を着て地上にいる。
でも、お風呂に入るためには、服を脱いでお水(お湯)に入らなければいけない。
これは、地上の生物にとっては、とても大きな負担がかかることだ。
だから、特別にめんどくさい。
・・・ということは、自分が地上の生物ではなくて、海の生物だったら、めんどくさくないのではないか?
逆に、自分のことを海の生物だと思っていれば、本能的に水に帰りたくなる、
つまり、お風呂に入りたくなるのではないか・・!?
このことに気づいた時、視界が開けた気がした。
問題の99%が解決し、
なんだったら、もうお風呂に入ってるような気がした。
>それは嘘だろ
さて、声高らかに、
自分を海の生物だと思い込む!!!と宣言し、
「私は海の生物。水に帰りたい。お風呂には水がある。
お風呂に入りたい。私はお風呂に入りたい。」
とたくさんたくさん思い込み、自分を洗脳しきった翌日。
いつも通り、お風呂に入ることがめんどくさかった。
だって、私、海の生物じゃないもの。
>えええ
無理よ無理。
何十年も地上でやってきてるんだよね。
ここにきて、水に帰りたいとか思うわけがないし、絶対地上がいいし、そしたらもうお風呂なんて180%めんどくさいし。
何ひとつ解決していなかった。
こうしてこの問題について悩む日々が続くのだ。