まずは、この写真をみていただきたい。
ある年のホワイトデーに、同じ職場の方が作ってくれた手作り鳩サブレーの写真だ。
何と美しいフォルム。
豊島屋(鳩サブレーの会社)以外にも、
鳩サブレー型クッキーを作れる人が存在したのか。
いたく感動した。むせび泣いた。
それはだいぶ盛った。
なぜ、突然同じ職場の方が、私のために手作りの鳩サブレーを作ってくれたかというと、
その少し前に、私が、
絶望的にセンスがない手作り鳩サブレー(と言い張るもの)を作りあげた上で、
披露し、見事にどん引きされた、という出来事があったからだ。
※本物の鳩サブレー
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私は、子どもの頃から、とにもかくにも図画工作が嫌いだった。
1番嫌いな授業は、図画工作だった。
そして、好きではないと同時に、描いたり作ったりすることが下手だった。
下手だから好きじゃないのか、好きじゃないから下手のままなのかはわからないが、
子どもの頃、誰かが、私の作品を、上手い、と褒めてくれたことはなかった。
そこからの私は、センスがないことを言い訳に、造形表現活動を避けるようになった。
もっとも、それは昔の話である。
私は、かなり前から言い続けていた。
「私も鳩サブレー作りたい。」と。
>豊島屋も
そこからは、鎌倉にも行ったし、鳩サブレー何回も食べたし、
何より私は、
通常人が鳩サブレと発音するところを、きちんと正確に
「鳩サブレー」
と言い続けている。
思いは人一倍だ。
さて、そろそろ言い訳も十分したので、ぴぽたぬき作の鳩サブレーを見ていただきたい。
精一杯作った作品がこちら!
何と・・何と美しいフォルムなのだろうか・・・。
忠実に再現されている。
にじみ出る鎌倉。
この日以降、鳩サブレーを作りたい、と口にすることはなかった。
>無理矢理褒めてもダメなもんはダメ
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本日のお仕事