なんだか儚さの欠片もないような
奥の奥で固まってしまった
そうさせたのは
虚無感か 喪失感か はたまた苛立ちか
それらがすごく元気に私を揺さぶる日々もあったけど
いつも そこにいる君
全然浮ついたところがなくて
ただ重く、のっしりとしていて
じっとしている君
君は吐きそうになりながら、痩せながら
そのあり方を見つけて
私は私で
気持ちに引っ張られ過ぎだよ とか
そんなに詰めても、外から見た答えは変わらないよ とか
言ってみて
君が奥の奥の方で少しずつ静かにさせてきたんだ。
重くのっしりのっしり歩くから
ガラスなんかでいられなくなったのかもしれない
少しの時が経ったとき、
「時間が解決する」ってあるんだとも思った。
時間が解決してくれたこともあるね。
でも
どうしてだろう。
なんだか悲しくなるのは。
君を奥の奥に沈めて行って
慰めて
君の虚無感への悲しみも少しは癒されたのだと
思ったのかもしれない
だけど、君の悲しみはそこにそのままだった
その悲しみとの付き合い方を見つけただけで
癒してはいなかった
癒されることはない とも思っていたし
失いものはナイと クリアに考えていたし
皆に普通にあるものが
自分にないことを
自分自身で悲観したくないと考えていた
それは今も変わらないのに。
悲しみが奥の奥から出てくる日がある。
そしたら君は言うんだ
「感傷に浸ってんじゃねーよ、バーカ」って
「自分の嫌な部分をこっちのせいみたいにしてんなよ」って
固まった悲しみを持って
そこにまたがるように
「ケッ やってらんねーよな」って
チラリとこっちを見て すぐ斜めを見る
「そ、やってらんねーんだよな」って
私も言って
そこだけ2人で同調して
私は涙で君を洗い流すんだ。

