桃の小路でひと休み -12ページ目

いまうちの部署はタイタニック号である。

事業部の一部署ではあるが総勢60人くらいのスタッフがいる。

存続するチームもあるけれど、ほぼ解散に近い。

これから60人が散り散りになって会社の別部署に異動して、同じ業務に就く者もいれば、全く畑違いでイチからリスタートになる者もいる。


そんな中、事業部長から親会社への打診があった。

親会社のなかでも花形の部署である。

自社の役員幹部たちにも内緒で、事業部長と人事部長が親会社の人事にかけあってくれたらしい。

まさにタイタニック、沈むのを待つしかない状況だけに私に選ぶ権利なんてほとんどない。


イヤだったら行かなくてもいいよ、と言ってくれたけど、このまま残ったら他部署のおこぼれみたいなハンパな仕事をすることになるのかな。


入社してからずーーーっと同じ事業部の中でやってきて、ほとんどのことは把握してるし、ひとりでできる。

評価の面談でも打ち止め感を感じていたのでいい頃合いなのかも。

新しい環境でやるのって、人間関係も業務もイチからだからすごいパワーがいる。

まだ大丈夫という評価あってのことだと思うし頑張ってみよう。


今週、関係部署にはお伝えすることができた。

たくさんの人たちから激励の言葉をもらった。

社長からも、会社のためにも私のためにもとてもいい異動だと、背中を押してもらった。


おそらく、このあとも事業部長はタイタニックにのって、船長さながら他の乗組員たちがどうしたら救命ボートに乗れるか最後まで戦うのだろう。

こんなふうに道を作ってくれた事業部長とは長い付き合いだし、来年からもう一緒に仕事しないなんて嘘みたいだけど、いつかチカラになれるようにパワーアップしよう。

いざ!!