親を守るために | 桃の小路でひと休み
考えていることがある。


母や叔父がやっているお店のこと。
月曜から土曜、毎日17時からだいたい24時頃まで、鳥料理屋さんをやっている。
お店にはわたしのいとこのお兄さんも働いていて3人で切り盛りしている。
満席でおよそ50人ほどのお店を、いとこと叔父が厨房で母が給仕している。
そして叔父と母は2人とも70をすぎている。

この中だと、いちばん人と接する機会が多く、ウィルスの感染確率が高いのは明らかに母である。


わたしはぜったいに家族をコロナで失いたくない。
去年、叔母さん(この叔父の妻)をすい臓がんで失ったばかりなのだ。
血のつながらない叔母さんだけど、わたしにとっては第2の母と呼べるくらい近しい存在だった。まだ悲しみや寂しさがすぐそこにいる。

だから、ぜったいに母を守りたい。(もちろん叔父といとこも)
そう思って、昨日あらためて姉とLINEで誓いを立てた。
自分たちや、孫たちを介して感染させないよう、できるだけ接触しないこと。
母に会うときは必ずマスクを着用し、手洗いを徹底すること、買い物を代行することetc.

だけど、いちばん厄介なのが母の仕事だ。
わたしたちがどれだけ注意を払っても、仕事中までは目が届かない。
極論をいえば休業してもらいたい。
それが無理なら母だけしばらくお休みをさせてもらいたい。
だけど、それを娘のわたしが言ったところで、母なしではお店が回らなくなるのは目に見えているし、母にしても叔父や甥に迷惑をかけるからと休まないだろう。
家族経営ってドライになりきれないところがもどかしい。

そしてこの3人を見ていて感じる一番大きな問題は、叔父が頑固なことだ。
休業なんてきっと聞き入れてくれないだろう。

では どうするのか。このまま放っておいていいのか。
何も決断しない、先送りの政府に怒りを覚える。

わたしにできることは何なんだろう。
姉やほかのいとこ達、親族に相談して賛同を得て、皆で叔父を説得する?

年齢、持病、発症してからの対応、医療体制、刻々と変化する状況のなかで、いま何をするかが後々大きく影響し、一歩間違えるだけで命取りになるのではないか。

コロナとの戦いの長いトンネル、
いまはまだ入り口に近いところだけど、重要な岐路に立たされている気がする。