- 夢見るレシピ ゲストハウスわすれな荘 (ハルキ文庫 あ 25-1)/有間 カオル
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- スープのささやき―ゲストハウスわすれな荘 (ハルキ文庫 あ 25-2)/有間 カオル
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お料理系小説かなぁと思いつつ、またもや表紙買い(笑)それも「スープのささやき」から・・・
でも、人物関係などもきちんと描かれているので2冊目から読んでも十分わかるのです。
そして、スープのささやきから、1冊目の夢見るレシピを入手して読破しました。
東京の山谷地区にあるゲストハウス(もちろんフィクションですよ)の通称・わすれな荘というゲストハウスを舞台に、そこに長期滞在中の主人公と同じく同居人たちのさまざまな国の人たちとの人間関係や、主人公の成長を描いています。
そして、住民それぞれがフィーチャーされたお話もあり、すごくわかりやすいのです。
大阪にも似たような地域があり、ゲストハウスというか短期滞在から長期滞在までできる基本的に日払いの棲家についても何となくイメージできるんです。
でも、そういうところってどっちかというと色んなバックボーンを背負った人々とかが多いのかと思っていたら、今は海外からの留学生やバックパッカーも利用するんですね。
秋田から上京し、しばらく身を寄せようと思っていた遠距離恋愛中の彼氏に裏切られ、当面の生活の基盤を固めるまでの一時逗留のつもりできたゲストハウスだったけど、いろんな人とのふれあいで彼女自身のなかにもいろいろと考えに変化も起こってくる。
そして住民たちそれぞれも考え方が変わってくる。
そしてシェアハウス的かと思いきや、基本的にはみんなゲストでもあるので、適度な距離感も保たれている。管理人さんでもある翔太さんが語学堪能で、みんなとうまくコミュニケーションを取りながらひとつずつうまくいくように導いている。
そして「役立たずで飲んだくれ」のオーナーさんの幼いころの話も出てくる。
ほんと悪い人が出てこないこの話。
何か気持ちがほっこりしますし、海外の料理レシピも載っている(小説で出てくる料理のレシピがその章の終わりに載っているんです)ので、一石二鳥!
味の描写も載っているので、ぜひ作ってみたいなと思わせます。