退院日。


お見送りの日。





お見送りってどんな流れかな。
どんな気持ちになるんだろう。
届け出を代行してくださるそうなので
葬儀会社にお願いした。
ネットで検索すると死産届提出など、
手続きのときも気持ちの負担が
大きそうなので、
すべてお任せすることに。
そうして本当に良かったと思う。

その場その場での、
お悔やみや心配りの言葉が
とてもあたたかく感じ、
サポートしてくださり、
心強かったです。





夜中に起きてしまい、
確か5時頃もう一回寝始めたのかなー
朝食持ってきてもらうまで
寝てました。



検温の際、診察が9時前後かなーと。
それまでに荷造りをして、
最後折れるだけの折り紙を折ろう。
飛行機とお馬さんと、ペンギン。



診察は問題なく、無事に退院できるとのこと。



10:30葬儀会社の方が来られると共に退室し、
看護師さんたちのカンファレンス室に
案内され、夫とともに対面。
書類の記入。死産届の記入。


出生届でなく、死産届かぁ。
そうかぁ。そうやんなぁ。
夢じゃないよなぁ。
死産届やんなぁ。つらい。
と思いながら記入していました。
ポロポロポロポロ涙が出てきて
止まりません。



何を書いたか覚えてないけど、
コピーを数部用意しますとのこと。
お骨を持ち帰るかと質問され
もちろん持ち帰りますと。
骨壷代と火葬代を含め全部で16500円を
お支払い。
火葬の日は、7/3011時〜。
後から調べると友引だったことに気づいたが
早いほうが良いだろうと、
そのままにしておいた。


手続きなど自分たちだけでするなら
火葬代3000円と
棺と骨壷代実費かなぁと思います。



看護師長さんと当日担当の助産師さん
葬儀会社の方、
夫と私5人で
お見送りと。



移動式のベビーベッドに
乗せてもらっていた息子を
夫と二人で抱っこして、
写真を撮ってもらった。
小さい。どんどん小さくなってる。
仕方ない。
どんどん可愛くなってるのに
もうお別れなんて。
魂の存在としてはずっと
私達の中にあるけれど
姿かたちとしては
もうほとんど会えない。



何を話したかなー
立派だね!大好きだよ。ありがとう。
をたぶん繰り返していた。



ベビーベッドから棺に。
そこに折り紙やお手紙、
お花を並べて。



なでなでして。



なでなでして。



あーもっと抱っこしてたかったよ。




もちろん、私達夫婦いっぱい泣いていたけど
最後には葬儀会社の男性もみんな泣いてくれていた。
結婚指輪もされていたので、
きっとお子さんがいるパパなのかな?
もし、自分も同じ立場なら、
泣いてはいけない規則かもしれないけど、
さすがに涙が出てしまうと思う。
何かありがたかった。
少しでも気持ちを汲み取ってくれているのかと
私は思った。


そして、葬儀会社の方に
息子をお願いして、
お見送りをした。



夫とともに退室。



同時に退院。
コロナ禍にも関わらず、
一番お世話になった助産師さんに、
抱きついて、
もう一回来たいと駄々をこねる子供みたいになっていた。
あかん時はあかんままでいい。
頑張らなくていい。忘れなくていい。
しんどくなったらいつでも来たらいいと言ってくれた。
私としては奇跡が起こって、また赤ちゃんを産みに来たいと思ってもいた。



それから扉のところで、
関わってくださった看護師さん
助産師さんみんながお見送りをしてくれた。
みんな涙を目に浮かべてくれていたと思う。
ほんとにたくさんの方が私達のために??
一緒に泣いてくれていた。

痛かったり辛かったことも多かったけど
ゆったりと気持ちを受け止めてくださる環境だったことに、
本当に感謝しています。
お世話になりました。



そして1階会計窓口で、精算。
前納していたのでそのまま、50万円。
前回21日の診察代の1000円未満の
返金がありました。



12週以上の死産で
出産一時金が出るみたいで
手続きはこれからです。
入院期間もあったので、
保険会社にも連絡しないといけないのも
わかっているけど、
中々出来ていません。




夫とともに、娘の待っている
実家に帰宅。
6日ぶりに会った娘は
とてもニコニコしていて
この娘の顔を見たら、
泣いていられないなと
すぐに思えました。




娘は弟とはテレビ電話でしか
会えていません。



火葬の日に、初対面、すぐにお別れです。
赤ちゃんを抱っこする練習もしていたのに、
抱っこさせてあげられなかったね。残念。
弟を抱っこする姿見てみたかったな。




たくさんの方に読んでいただき
ありがとうございます。
私の心の整理が主ですが、
何かのお役に立てればと。




つづく。