その「バカラ」の歴史がふとしたことでわかったので、
記事にします。興味のある方はどうぞ。
バカラ (Baccarat) は、1764年、ルイ十五世の認可を受けて、フランス東部ロレーヌ地方にあるバカラ村に創設されました。 度重なる戦争で疲弊しきっていたこの地を憂いた当時のロレーヌ地方の統治主であったモンモランシー・ラヴァル司教が豊かな水と森林という好条件を備えたこの地の復興のために、クリスタル産業を発展させようとしたのが始まりでした。 以来、「最良の素材、最高の技術、そしてそれを継承すること」という初期に基礎を築いたピエール・A・ゴダール・デマレの理念に基づきバカラは三世紀にわたり、一貫して至上の美を求め続け、高級クリスタルの代名詞とまで言われるようになったのです。 バカラがその技術を飛躍的に進歩させた19世紀から20世紀にかけては、パリ万博をはじめとする博覧会において数々の賞を受賞しました。 そこで出品された大きなシャンデリアや燭台、家具や噴水など、それまでクリスタルでは考えられなかった作品は人々を驚かせ、同時にその名前は世界中に広がり世界中の王侯貴族たちにも愛用されるようになりました。 バカラの素材や技術の素晴らしさはこれまで多くの職人が、フランス大統領より与えられるフランス最優秀職人 (M.O.F.) と呼ばれる栄誉ある称号を受けていることにもあらわれています。 現在でもその働き手の約半数がバカラに勤めているという人口約5500人のバカラ村では親子三代がバカラ社で働いているという例も珍しくありません。 バカラのクリスタルは今も変らず、この工場で作られているのです。
バカラが村の名前だったとは知りませんでした。
携帯サイトで見つけたので、こっちに載せました。