2023年4月5日
初めてPET-CT検査を受けます。
この日は私を含めて3人がPET-CT検査を受けに来ていました。
この検査は病院が開く時間より前に中に入るそうで、病院の入口に入ると守衛さんから「この検査を受けますか?」と紙を見せられました。
紙には「PET-CT検査を受ける人」と書かれていました。
私が「はい」と答えると、守衛さんは内線で連絡し看護師さんが迎えに来ました。
看護師さんが来ると、私の他に40代くらいの女性も立ち上がりました。
この人も一緒に検査をするんだなと思いながら、看護師さんの後をついて行きました。
PET-CT検査の場所へ着きました。
もう一人は入院患者の男性で、先に看護師さんと到着していました。
看護師さんからの説明が始まります。
看護師「これからPET-CT検査をしますが皆さん初めてですか?」
3人「はい」
看護師「わかりました。この検査に使う機械は1台しかありません。体重が重たい人から順番に始めます。最後の人はお待たせする時間が長くなってしまいますがご了承ください」
どう見ても私が誰よりも重いなと思いました。
看護師「まず血糖値を測ります。その後に放射線薬剤のFDGを投与します。投与後は別室で1時間安静に過ごします。この時に本やスマホは見ないでください。500mlの水を渡しますので、出来れば飲み切ってください。無理に飲み切らなくても大丈夫です。時間になったら放送で呼びますのでトイレに行ってから検査室へ入ってください」
3人「はい」
看護師「男性の方は入院の格好で大丈夫です。女性は着替えを行います。着替えた後はこの透明バッグに貴重品とロッカーの鍵を入れて出てきてください」
そう言われて順番に着替えに行きました。
看護師「では体重を計りますので乗ってください」
そう言われて3人とも計りました。
その後看護師さんは別室に入りました。
看護師「お待たせしました。検査は末っ子さんから行います。こちらの部屋へどうぞ」
やっぱり私からだと思いながら部屋の中に入りました。
看護師「まずは血糖値を測りますね。手の平を広げて中指で行います」
私「はい」
そう言うと、看護師さんは小さな針が入ったプラスチックの何かを持って来ました。
何かを押された感覚はありますが痛みは感じませんでした。
中指から、プチッと血が出ていました。
その血を採取して終わりました。
次に男性医師が部屋に来て、放射線薬剤のFDGを点滴で中に入れました。
これもすぐに終わり500mlのお水をもらって部屋の外に出ました。
その後、リクライニングチェアがある部屋に案内されて1時間ゆっくりしてくださいと言われました。
それと、放射線薬剤を体に入れているので妊婦さんや子どもには近寄らないようにしてくださいという事と、今日は真っ直ぐ帰ってくださいと言われました。
PET-CT検査について掲示されていたので読みました。
・がん細胞はブドウ糖に集まる
・放射線薬剤FDGにはブドウ糖が含まれる
・体内に入れる事でがん細胞を集積させる
・その後、専用のCTで撮影する
・がん細胞が集積している部分は光る
・小さながん細胞は光らない場合もある
・体から微量な放射線を放出しているので、検査後は真っ直ぐ家に帰る
・上記の理由から妊婦や子どもには近寄らない
そのような事が書かれていました。
それを読みながら、がん細胞がブドウ糖に集まるなら疲れた時に食べてたラムネ、今日から食べるのやめようと思いました。
自分の体から放射線が出ているなんて、想像すると怖いなと思いました。
私は1時間待っている間に500mlのお水は飲み切りました。
そのおかげか、待っている間に3回トイレに行きました。
安静にと言われたので寝てみようかなと目を瞑りましたが眠れず、スマホも見れないのでただひたすら待ちました。
放送「末っ子さん。これから撮影しますのでトイレに行ってから検査室へお入りください」
ついに呼ばれたと思い、トイレに行ってから検査室へ入りました。
検査室にはいつも撮るCTと同じような機械がありました。
靴を脱いで機械の上に横になり、合図があったら呼吸を止めたりします。
いつものCTより長い時間で、15分~20分くらい撮っていたと思います。
撮り終わった後は、先程待機していた部屋で30分間安静にしてくださいと言われました。
もし撮り直しが必要だった場合は放送でまた呼ぶので、検査室へ来てくださいとの事でした。
リクライニングチェアに座り、何だか眠くなってきたので今度はウトウトと眠れました。
放送「末っ子さん。検査は問題ありませんのでそのままお帰りください。お疲れ様でした」
これで終わりかと思いながら、真っ直ぐ家に帰りました。
体調に変化があるのかな?と思いましたが、何もなく一日が終わりました。
明日主治医から電話でPET-CTの結果を言われるので、転移があったりしたらどうしようと思いながら過ごしました。
次の日
20時に主治医から電話がありました。
主治医「PET-CTですが、転移は見られませんでした。子宮頸部のところだけ集積していました。予定通り手術を行います」
私「良かったです。ありがとうございました」
主治医「それと、この間の心電図ですが不整脈が見られました。再検査をしに来てください。その日に1階総合受付で入院手続きの話があるのでそれを聞いてから帰ってください」
私「わかりました」
こうして初めてのPET-CT検査が終わり、転移がないと言われた事がとても嬉しかったです。
あとは入院手続きをすれば、手術までの時間は自分の好きなことをして過ごそうと思いました。