5回目の抗がん剤は2022年11月10日。


私の体調は放射線の副作用と抗がん剤の副作用が重なり、下痢や吐き気、食欲不振、倦怠感で日中はベッドで過ごしました。


骨髄抑制は、白血球の数値は基準値ギリギリでしたが貧血(ヘモグロビン)と血小板の数値が基準値より低くなっていました。


一週間の間、貧血改善の為に増血剤の点滴をしました。


点滴時間は約30分でした。

毎日10時~10時半で行いました。


増血剤の点滴をしても、病院の廊下を歩くだけでフラフラします。


看護師さんに、転倒の危険性があるのでなるべく今は部屋で過ごすようにと言われました。


歩行は、シャワーの時だけ許可を得て廊下を歩いていました。


シャワーもとても疲れます。

特にシャンプーが一番疲れました。


抗がん剤(5回目)の前日、主治医が部屋に来ました。


主治医「明日の抗がん剤、血液検査の数値的には問題ないんですが、出来そうですか?」


私「ん~・・・。正直、これ以上気持ち悪さが増すのが耐えられそうにないです」


主治医「気持ち悪さはね~。ご飯もほとんど食べてないもんね。夜は眠れてますか?」


私「あまり眠れません。寝れても朝4時とかには目が覚めちゃって・・・」


主治医「寝るのも体力が必要ですからね。お年寄りが朝早く起きるのって、体力がなくなってきてるからなんですよ」


私「そうなんですね。私もそうなんだと思います。ドライヤーすら疲れて休憩しながらじゃないと無理になりました」


主治医「ドライヤーも?それは大変。明日の抗がん剤は体力回復を優先して中止にしましょうか?」


私「やらなくていいんですか?それなら明日はやめたいです」


主治医「今週はやめて、来週に5回目の抗がん剤をやって最後にしましょう」


私「わかりました」


よっしゃあ~!!!

抗がん剤やらなくて良くなった!!!

めっちゃ嬉しい!!!


私は嬉しすぎて心の中でガッツポーズをしました。


気持ち悪さもピークに達していたので、抗がん剤の副作用が来ないだけでも助かると思いました。


こうして5回目の抗がん剤は次週に延期となりました。