救急車で病院へ着くと、病院の裏口エレベーターから中に入りました。


病院の処置室では、6人程の看護師さんが入口付近に立っていて、ベッドの位置を救急隊員へ案内してくれました。


義姉も到着していて、救急隊員の方と話をしていました。


ベッドで横になっていると、バタバタと主治医と看護師さんが来ました。


主治医「大丈夫ですか!?体調はどんな感じですか?血圧は大丈夫そうね。この場ですぐに採血しますね」


私「最寄り駅まで行く途中で目の前が真っ白になっちゃって・・・。あと、先週やったラルスの練習が怖くて治療も怖くなっちゃって・・・」


主治医「分かりました。ラルスの話も聞きました。今日の放射線治療は出来そうですか?」


私「・・・。出来ないです。先生、私もう頑張れそうにないです。もう無理です。ごめんなさい」


私はボロボロと涙を流しながら主治医に言いました。


主治医「ここまでよく頑張ってきたもんね。今日から入院しませんか?」


私「入院・・・?私もうこれ以上みんなに迷惑かけられないです。今日の救急車だって・・・」


主治医「誰も迷惑だなんて思ってないです。救急車だって、その為の救急車です」


私「ほんとにごめんなさい・・・。先生、私入院します」


急遽この日から入院する事になりました。


採血をしている時、義姉が入院手続きの書類を書いてくれました。


その後、義姉にアパートまで送ってもらい、入院に必要な最低限の荷物を持ちました。


義姉にまた病院まで送ってもらい、14時頃に入院となりました。


義姉も病院の往復で大変だったと思います。

本当に感謝しています。