2022年9月10日
12時にレディースクリニックへ行く日です。
今日の結果で今後の事が決まる。悪い結果だとしたら抗がん剤をやるのかな?怖い、どうしたらこの怖い気持ちが止まるんだろう。
そう思いながら両親と長男がアパートに来るまで待ちました。
11時半頃、両親と長男は到着しました。
レディースクリニックまで車で5分です。
少し早いですが、レディースクリニックへ向かいました。
車中の会話はほとんどありません。
レディースクリニックに到着すると、土曜日なので患者さんも多めでした。
受付すると、すぐに呼ばれました。
先生「こんにちは。今日はご家族の方もご一緒で良かったです。この間は真っ直ぐ帰れましたか?」
私「はい。ありがとうございます」
先生「細胞検査の結果が届いてます」
そう言うと【病理組織検査報告書】を私たちに見せてくれました。
[組織検査結果]扁平上皮癌
[組織所見]核クロマチンの増量と大小不同を伴った核腫大を呈する異型扁平上皮が、上皮を亜全層性に繊維血管性間質を伴いながら乳頭状に増殖している。傍基底細胞層を超えた領域に核分裂像やアポトーシス小体が散見され、高い増殖活性がうかがわれる。外向性発育を示す領域が採取されているが、深部に対しても間質浸潤がうかがわれる
病理検査結果報告書にはそう書かれていました。
家族で目を通しましたが、さっぱり意味が分かりません。
お父さん「先生、つまりがんって事ですか?」
先生「そうです」
お父さん「分かりました、じゃあ私は先に外へ出ます」
そう言ってお父さんは先に外へ行ってしまいました。
先生「病院は決めましたか?」
私「あ、はい!がんセンターでお願いします」
先生「分かりました。紹介状を書くので受付で受け取ってくださいね。何か質問はありますか?」
お母さん「娘は治りますか?」
先生「これからがんセンターでMRIなど行って治療方針も決まると思います。おそらく放射線治療になると思います。このくらいしか私から言える事はありません」
お母さん「そうですか、分かりました」
こうして先生とのやり取りは終わり、お会計の時に紹介状を受け取って病院を出ました。
スシローに行ってから帰ろうかという話になり、4人でスシローへ行きました。
この時も家族はいつも通りの会話で、がんに関しては「なってしまったものは仕方ない」といった感じでした。不思議と私も、この時は気持ちも少し落ち着いていました。
スシローでお腹いっぱい食べて、長男にアパートまで送ってもらい、その日は終わりました。