前回からの続きになります。
ウ、原発大事故の発生により吹き飛んだ平和と民主主義
福島第一原発は、大地震、大津波の発生により、極めて
深刻な危機に陥りました。(2011年3月11日の東日本
大震災)
原発が危機的な状況に陥った場合には、原発作業員も
含めて全ての原発関係者が原発周辺から急いで避難する
必要があります。≪人権は全ての人々に与えられている≫
ため、誰であれ、危険地帯に留まる事を誰からも強制
されないからです。しかし、全ての原発関係者が原発周辺
から避難してしまうと、原発が大爆発し、大惨事につながる
ので、実際には避難させられなかったのです。
≪これは、原発関係者の人権を無視せざるをえないほど
異常な危機的状況だったという事です。≫
これに似たケースは、≪戦争が起こった時に自衛隊を
危険地帯から避難させられない≫とか≪危険なテロが
起こった時に機動隊を危険地帯から避難させられない≫
とか、非常事態の中でも最も深刻な事態になります。
≪平和と民主主義が吹き飛んだケース≫なのです。
原発はひとたび大事故を起こせば、平和と民主主義が
吹き飛んでしまうーー
≪原発政策は、平和主義、民主主義の観点からみて
決して許されない政策である≫という事です。
エ、放射能のリスク
原発は、大事故を起こせば莫大な量の放射能がまき
散らされます。原発周辺の人々を中心に、数え切れない
ほど多くの人々を被曝させます。
放射能被曝の被害ははっきりとわかりにくい、という
問題もあります。ガンや白血病などの病気、放射能の
悪影響を受けた赤ん坊などが増えても、それを
「放射能が原因だとは断定できない」と、冷酷非情に
切り捨てようとする医師が日本にはたくさんいます。
本来なら、『人を被曝させた』時点で凶悪犯罪であるはず
ですが、その当然の理屈をわざと被曝した被害者
たちに知らせない組織や人々が多いです。
医師などは本来なら被曝した被害者に最も寄り添わ
なければならない職業のはずですが。。。
≪人や生き物を被曝させれば、それは重大な犯罪
である≫ーーこの当たり前の理屈がきちんと通り、
犯罪者たちが適切に裁かれ、全ての被曝を受けた
被害者たちが被害者と認められない限り、日本に
民主主義は無いと考えていいです。
また、被曝を避けるために避難する人々がいます。
避難者に対しては国や地方が責任を持ってその生活
などを支援しなければいけませんが、その支援が
打ち切られ、放射能で汚染された土地に帰還する
ように強制されるような事件が起こっています。
恐るべき人権侵害事件がたくさんあります。
オ、全国にばらまかれた放射能汚染土など
原発大事故により放射能に汚染された汚染土、汚染
ゴミなどの汚染物質は、その近くに保管場所をつくって
保管し、なるべく拡散させない事が基本です。
しかし、なぜか放射能汚染物質は日本中の様々な
地方に送られました。この暴挙もまた、国会与党や
行政府による物です。「食べて応援」という合言葉が
ばらまかれたのと同じ、≪連帯責任≫という古く
有害な考え方による暴挙だったでしょう。
≪危険きわまりない原発政策に反対した人々≫をも
巻き込み、≪連帯責任≫で国民全員が放射能で
被曝しようという狂信的な愛国ファシズム精神ーー
右翼の権力者の考え方がよくわかるケースです。