ファミレスでは他愛のない話ばかりした。

Tさんの少年時代の話、Tさんがやんちゃだった話、今までの職歴、家族の話、オープンに色々話してくれた。

話を聞くと、遊んでるんだなぁってのも分かった(笑)

かっこいいし、優しいし、男にも女にもモテる人なのも分かった。

まぁ、そんな人がこんな化粧もろくにしない田舎なガキを相手にしないからと余裕をこいてた自分がいた。


お酒が大好きなTさんはファミレスでビールを頼んでちょっとほろ酔いな感じで話をしてた。

さすがに夜勤明けだし眠くなってきたっぽく、飲酒で帰らせる訳にもいかないしなぁと思い、
Peace[何もしませんから、ラブホで昼寝してけばィィんじゃないっすか??]

Tさん[Peaceちゃんィィの!?]
って驚かれた。
Peace[いやだから何もしないから、とりあえず寝てくださいよ(笑)今夜も夜勤なんでしょ??若くないんだから寝不足は厳しいですょ(笑)]
と言ったら、
Tさん[何もしないのかぁ…まぁ我慢するょ]
と本気が冗談か分からなかったけど、とりあえずホテルに向かった。

ホテルに着いたものの、今更ながらに恥ずかしくなった。
何もしないんだから恥ずかしがるコトもないよな、とか思いながら、
Tさんにお風呂入ってベッドに寝るコトを勧めた。
Tさん[Peaceちゃんは何してんの??]
Peace[テレビ見ながら昼寝しますょ]

と言ったら、Tさんはお風呂に入った。

タバコ吸いながら、Tさんに学校まで送ってもらえば5限目間に合うなぁとか考えてた。

Tさんがお風呂から上がって、コンビニで買ってきたビールを美味しそうに飲んでた。

Peace[本当にビール好きなんすねぇ]
Tさん[ビールも好きだけど、Peaceちゃんもすき]

Peace[オヤジギャグはィィから寝てください(笑)]と、からかわれてんなぁとか思っていたら、

Tさんが近づいてきて、Tさん[真面目にいってるんだよ。]
とキスしようとしてきた。

これはマズいと思って、慌てて
Peace[Tさん結婚してるでしょ!?さすがに冗談キツいっすょ!?]

Tさん[Peaceちゃんのコト初めて見た時から可愛いなぁって思ってた。オレじゃ嫌??]
嫌かと聞かれてウチが嫌と答えれる訳がない。
一緒にここにいる時点で少しはこうなるコトを期待してた自分に恥ずかしくなった。
今までのバイトはスーパーの惣菜やレストランの皿洗いとかで客の前にはあまり出ないバイトをしてきた。

高校の時から短大の二年の途中までレストランのバイトだったけど、冬場は客が来ないから収入がなくて、就職するまではお金を貯めたかった。

短大の友達に紹介してもらったガソリンスタンドのバイト。
時給もィィし、近いし、とりあえず面接を受けてみた。

接客は初めてだけと、まぁ慣れれば大丈夫だと思った。

学校終わってから17時~21時までバイトをほぼ毎日やってすぐに仕事は覚えた。

仕事を覚えるまではあんまり人と無駄な話はしなかった。

でもある人はいつも話しかけてきてくれた。
短大の近所に住んでると言って色々話してきてくれた。

そしてそこからみんなと仲良くなっていった気がする。

自分は人見知りなとこもあるけど、一回心を開くと騒がしい奴なので、みんな面白おかしく接してくれた。

その中で一番最初にメアドを交換してきた人
一番最初に話しかけてきてくれた人

それがTさんだった。

背が180以上あってデカい人だけど、優しそうに笑う人だなぁって印象だった。

Tさんから結構メールはきてたけど、内容はくだらないコトばっ
21年間生きてきていろんな人に出会ってきた。


幼稚園から中学校まで一緒だった奴ら。

高校で出会った奴ら。

担任や顧問とかの先生。
短大で出会った奴ら。

バイトで出会った人たち。


飲み会で出会った人たち。

本当にいろんな人たちに出会ったな。


まだこれからもいろんな人たちと出会っていくと思う。


でもこの先どんな人たちと出会って思い出が増えたとしても、あの頃に出会った人たちとの思い出に勝るものはないと思う。

思い出が宝物なんてベターかもしれないけど、本気でそう思うから不思議。



女も男も友達はいっぱいいたけど、恋愛関係は意外にそっけなかった。
高校3年間は2歳年上の彼氏がいたけど、ウチが別々の短大に入学したコトが原因でいきなり別れを告げられた。

彼氏と別れてまもなく、短大の先輩と仲良くなった。
短大の先輩とは付き合わずに、卒業してあまり連絡しなくなった。
学校が忙しい時期なのもあって余裕がなかった。
忙しいのも終わって、バイトも変えてみたいと思い、友達にあるバイトを紹介してもらった。

そこからが始まり。

今でも帰りたいと思うあの場所。

楽しかった。
悲しかった。
嬉しかった。
イラついた。
驚いた。
苦しかった。

本当に忘れたくない

あの頃の思い出がある限りウチはがんばれる。

一生の宝物。