初めて一緒に飲みに行った日を覚えていますか?

2回目に喧嘩した日。

喧嘩じゃなくてあなたを怒らせた日か…。

仲直りに居酒屋に飲みに行ったのにまた怒らせる自分は本当にバカだなぁって思った。

でも、あなたが怒るのはヤキモチ妬いてくれてるってコトだったのは分かってた。

ヤキモチ妬いてもらって嫌な気はしない。
むしろ嬉しい。

お酒が入ってちょっと浮かれていたとき、過去の話を冗談まじりに言ってみた。

そしたらTさんは
[ふざけんじゃねーよ]
ってキレた。

ヤキモチ通り越してあんなに怒られたコトなかったから唖然とした。

Tさんは喜怒が激しい。
普段おちゃらけているけど、怒るとヤクザみたいに怖い。

ごめんなさい
ごめんなさい

って何回も泣きながら謝った。

この人には冗談でも男の話はしちゃいけないんだって分かった。

Tさんも我に返って
[怒ってごめんな。でも冗談でもそんな話聞きたくないんだ。]

って言ってくれた。


仲直りにkissをしようとしてきた。

居酒屋だし、誰が見てるか分からない。

それでもTさんはkissしてきた。

カウンターからは見えてたと思う。

それでもお構いなし。

Tさんのkissは少し痛い。
とがった八重歯で噛みつくようなkiss。
口の中が血の味がしても激しいkissはおさまらない。

Tさんは耳元で名前を呼ぶ。
その声がすごくいやらしく聞こえて、体が熱くなる。

kissの嵐は一向に止まず、Tさんの大きな手が素肌に触れる。

kissも乱暴だけど、愛撫も乱暴。

Tさんは必ずと言って体中に痕を残していく。

首や肩、腕に太もも。
食らいつくようにkissをして真っ赤な痕を作る。
[痛い??]
って聞いてくれる。

痛いけどやめてほしくないから
[大丈夫、止めないで…]
たくさんついた痕は、痛々しく、そして見るだけで体がうずく。

あの痕が消えてほしくなかった。

いつまでも残っていてくれたら、あなたとの関係が現実にあったんだと思えるのに。

もう夢と同じ。
あなたと過ごした日々を忘れたくないよ。

もっとあなたに愛されたかった
もっとあなたを感じたかった
もっとあなたと一緒にいたかった

忘れない
忘れたくない
忘れられない
忘れるはずがない

あなたとの思い出は一生消えない