笑犬がトライアルをしない理由
先住犬がいるので 相性を見たいですという事をよく言われます。
ただ 犬の相性は 一週間くらいでわかるものではありません
たまに すんなり仲良くする時もありますが 希です。
普通は テリトリーに入ってくるので 迷惑な感じです。
半年 一年と 一緒に暮らして だんだん群になり 一緒に寝るようになっていったりします。
ならなくても 血みどろの喧嘩をしなければ良しです。
犬は飼い主さんご家族に愛されていたら 遊び相手は必要だとは思っていません。
公園やお散歩でお友達と遊べたらそれで十分です。
保護っ子を迎える飼い主さんに必要なのは 何があっても必ず大切に護って行くという覚悟だけです。犬を迎える＝犬を幸せに看取るまで 大切にする覚悟なんです。
大切にする＝ただ 可愛い服を着せて可愛がるではありません
毎日 十分なお散歩をする
美味しい 上質なご飯を与える
トリミングを惜しまない
高額でも医療は必ずかけていく
犬の生活環境を綺麗に保つ
長いお留守番をさせない
犬を迎えたら 出来ない事や不自由な事もたくさん増えます。
それでも その小さな家族をかけがえのない宝物だと思える人だけが 犬を飼う資格のある人です。
保護っ子たちは 人間の勝手で 悲しく辛い時間を過ごしてきた子はかりです。
レスキューされて はじめて家庭犬としての経験をします。
人間の優しさにも触れます。
そして 保護主に心を開いて 楽しそうになってきます。
犬には 一時的に保護されている
本当の家族の元に行くという意味はわかりません
だから 保護主宅から 里親さんのお家に移動するのは ものすごいストレスです。
だから 軽くお試し期間とかいう事を考えて欲しくないのです。
最後のひと山を越えて ずっと自分を幸せに護ってくださるお家に行くのです。
犬の過去も 犬の悲しみも全てを受け止めて 包み込んで頂きたいです。
犬はどの子も どうしたらいいかと一生懸命 考えています。
トイレを失敗する
お散歩が上手くない
病気がある
毛が薄い
すぐに懐かない
そんな理由で 返すくらいなら
犬を迎えなければいいのです。
あたたかい気持ちで 寄り添えば必ず出来るようになる
毛も必ず増えます
心を開き 唯一無二の存在になり
誰よりも飼い主を愛してくれるようになります。
必ず 護り抜く覚悟
だから トライアルはしません
お見合いをして この子を迎えようと心が決まったら 正式に迎えてあげてください