世間で言う『しつけ』は ‘否定的なしつけ’ です。
「~してはいけません!」
「ダメ!」
↑↑↑
こんな言葉のくり返しですよね。
こういう言葉を使うとき、
親はもう既に怒っているときが多いので
子どもは言われたくないと思っているので怖いんですよね。
怖いから、言うことを聞いたり、
嫌われたくないから、言うことを聞いたり、
見捨てられたくないから、言うことを聞きます。
これは「脅し」と同じようなものです。
そして、「あなたのために言ってるのよ!」と、
子どものためなんだと言います。
そう言われて しつけられてくると
しつけられたように、子どもをしつけてしまう大人は多いようです。
子どもの頃にやりたいことも自由にできなくて
素直な気持ちも聴いてもらえなかったので、
大人になってから 子どもを通じて、
その欲求を満たそうとします。
子どものためではなく、
「自分のため」「自分を守るため」に
子どもをしつけてしまうようです。
子どもを虐待している大人は
決められたセリフのように「しつけでやった」と言います。
「しつけ」とか「子どものため」と言うのは
都合のいい言葉なのでしょう。
「エンパワメント・センター」の森田ゆり さんの本を読むと
具体的なことが書かれています。
知っておいた方が良い内容です。
(上記の著書より)
◆体罰はそれをしている大人の感情のはけ口である事が多い。
◆恐怖感を与えることでこどもの言動をコントロールする方法である。
◆体罰は即効性があるので、他のしつけの方法が分からなくなる
(他の方法は時間がかかるので)
◆体罰はしばしばエスカレートする。
◆体罰はそれを見ている他の子に心理的ダメージを与える。
◆体罰は時に取り返しのつかない事故を引き起こす。
人として尊重されなかった痛みや悲しみは、
力の弱いものに対して「怒り」が暴発していくのだそうです。
「叩く」以外の他の方法を誰にも教えてもらわずに
私たちは子育てをしていると思います。
子どもが言うことをきかないということは、
子どもには子どもの気持ちがあるからです。
『その気持ちをどのように聞いてあげたらいいのか。』
『その気持ちを聞いてあげることができるようになるにはどうしたらいいのか。』
『どのような話し方で伝えたらいいのか。』
ということがわかれば、
手が出たり、言葉で傷つけることをしなくても
子どもを育てることができます。
↑↑↑誰にも教えてもらってないので
こういうことを知らずに、子どもを育てている方がたくさんいらっしゃいます。
昔はなかったけど、
今ではここまでハッキリ言ってくれてるタイトルをつけて
専門家の方が本を出して下さっています。
そのくらい知る必要があることなのです。
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自分の親や、義父母、近所の人、
ママ友は、子育ての専門家ではないけど
いろんなアドバイスをしてくれますが、
「本当はどうしたらいいんだろう?」と思うことがあったら
子育ての知識を持ってる専門家に相談した方がいいです。
そして、親自身が辛かった思いを聴いてもらうと良いです。
“叩くしつけ” は「否定的なしつけ」です。
子どもの心を歪めてしまいますので、
「しつけ」をしたいのなら
『肯定的なしつけ』をするといいですよ。
子どもが物を投げるのなら、
「投げてはダメ!」と怖い声で叱るのではなくて、
「ここに置いてちょうだい(^-^)」と言ってみる方がいいのです。
「~しようね」という肯定的な言葉がけは、
子どもの心を傷つけません。
すぐにはできないこともあるので練習するといいのですが、
できないこともあります。
そんな時、大人の心が疲れていることがあるので、
安心できる人に愚痴や話を聴いてもらったり、
自分と向き合うためにカウンセラーさんに
話を聴いてもらうとラクになります
「なるほど~」「うんうん」「いいね!」と思われたらクリックしてもらえるとうれしいです
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