義妹が新興宗教信者だと知ったのは、義妹に一人目が生まれて少し経ってからだった。

私と夫は結婚前からそれぞれクリスチャンで、学生の頃から教会に通っていたので、特定の宗教(キリスト教以外でも)への信仰心については否定的ではなかった。

なので義妹にも心に信ずる何かがあるんだなぁ、という程度にしか思っていなかった。

ただ、結婚前に弟含むこちら側家族はそれを知らなかった。


はじめに疑問に思い始めたのは、母の家に水のパックが置かれていたことからだった。

母はウォーターサーバーを契約していたので、ミネラルウォーターの類を買う必要はない。

でもなぜか密封袋の水、2Lほどが何袋かあったのだ。

母に聞くと、どうも義妹が配達しているらしかった。

はじめはそれ以上のことを言わなかったのだけど、水があるのに水を持ってくるってどいうこと?と母に問い詰めた。

どうやら義妹が水を買ってほしいと言ってきたそうだ。

その際通帳の引き落とし手続きまで済ましたのだとか。

義妹の信仰する宗教ではそうやって信者?営利?を獲得しているようだった。

その話を聞いてすぐに弟に問い詰めた。

弟夫婦が何を信仰してどこにいくら払っていようと好きにしたらいい、ただ母を巻き込むな、と。

通帳引き落としの解約を求めたけど、とりあえずお金を入れなければ引き落とされないから、ということだった。

なのでお金を引き出し、特に用途のない通帳のようだったのでそのまま放っておくことにした。


こうして義妹の宗教問題は小さい芽をだした。

その後どんどん膨らんで私達家族をも巻き込んでいくことを、このときはまだ知る由もなかった。