お客様への施術中、よく「気が不足していますね」というお話をすることがあります。 すると皆さん、決まってこう質問されます。
「どうすれば、足りない気を補えますか?」
怪しい修行を想像されるかもしれませんが、 答えは、拍子抜けするほどシンプルです。
「毎日、ちゃんと美味しいご飯をバランスよく食べること」これに尽きます。
■ 【気】はスピリチュアルではなく、カロリーと同じ
東洋医学や気功の世界では、私たちが生きるためのエネルギー(真気)を、大きく2つに分けて考えます。
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先天(せんてん)の気:生まれ持ったエネルギー(体脂肪のようなストック)
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後天(こうてん)の気:日々の食事から補うエネルギー(毎日のカロリー)
これを現代の体に例えるなら、気が不足している状態というのは、【栄養失調でガリガリに痩せ細っている状態】と同じです。
【気】という言葉を使うと、どうしても特別な瞑想や、目に見えないスピリチュアルなワークが必要だと思われがちです。
ですが、私たちは肉体を持ってこの現実世界を生きています。
霞(かすみ)を食べて生きる仙人ならいざ知らず、現代社会を生きる私たちにとって、最も効率よく「気」を取り入れる方法は、どこからどう見ても【食事】なのです。
■ 現代人が陥りがちな【サプリ依存】の罠
最近は、手軽に栄養が摂れるサプリメントやプロテイン、あるいは飲むだけで元気になるといった即効性をうたう商品があふれています。
もちろん、それらが悪いわけではありません。 しかし、これらはあくまでも補助です。
土台となる毎日の食事(タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、そして十分な水分)を無視して、サプリメントの数字だけを揃えても、体の中の「気」は満ちていきません。
これはダイエットでも同じです。 極端な糖質制限や、無理な断食を続けている人は、一見すると痩せて綺麗になったように見えても、内臓の【気】が極端に不足し、元気がなくなっているケースが多々あります。
どれだけ高級なヒーリングや施術を受けても、土台となる【食事と水】がガタガタでは、せっかくのエネルギーも十分に発揮できません。スマホのバッテリー自体が劣化しているのに、急速充電器ばかりを探しているようなものです。
■ まずは【当たり前の健康管理】をすること
どんな生き方を選ぶかは個人の自由ですし、体調を崩すまで気づかないのも、それはそれで一つの経験です。誰かを責めるつもりは全くありません。
ただ、心と体を健やかに保ち、人生を長い目で豊かにしていきたいと思うなら、霊的なことや目新しいスピリチュアルに目を向ける前に、まずは「当たり前の日常の食事」を大切にしてほしいのです。
特に、他人にエネルギーを分けるような活動(ヒーラーやセラピストなど)を目指す方は、ここはかなり厳しく自己管理する必要があります。器が空っぽのままでは、人にエネルギーを注ぐことはできないからです。
特別な修行はいりません。 今日のご飯を、美味しく、バランスよく、感謝して食べる。
そんな【日常の養生】こそが、あなたの人生のエネルギーを一番満たしてくれます。
