継母にいじめられて
つらい目にあっていた姫君(落窪姫)が
すてきな若君と
恋に落ちて
幸せに暮らすお話。
平安時代からある
シンデレラストーリー、
「落窪物語」
私がこの物語を知ったのは、
田辺聖子さんが書いた
「舞え舞え蝸牛 新・落窪物語」文春文庫
で、でした。
他にも、たくさんの「落窪物語」出版されています。
これ以外にも、たくさんあるようです。
平安時代にこの物語を書いた作者は誰なのか、
わかっていないそうですが
現代に、いろんなバージョンの「落窪物語」が
出版されているのを知ったら、驚くだろうな~~
姫君を継母から
助けだした若君は、
身分も高く、容姿端麗、しかも
平安時代なのに・・・愛する妻はひとりだけ
という人物。
(え・・・そんな人がいるのか!!と思うけど、
いるんです。)
登場人物、ひとりひとりの
キャラクターが、はっきりしていて
すごくわかりやすく書かれています。
読むと、
きっと
「推し」の登場人物ができるのでは
ないかな~と、思います。
私は、中納言家の四の君(落窪の異母妹)が好きです。
彼女、家のための結婚を好まず、駆け落ちします。
(それだけじゃ、何だかわからないと思うのですが・・・)
落窪と結婚した若君は、
終盤、
継母に仕返しをしていきます。
そこまでやらなくてもいいんじゃないのか
と、私は心の中で思いつつも
いやいや、
それくらいやらないと気がすまないでしょ!!と、
ニヤッとしてしまいます。
でも、ほんとに最後は
ハッピーエンド。
だから、
好きなのかな。