前回の記事で「IMSI(イムジイ)」について書きましたが、なんでそんな事になったのかご説明しようと思います
NAC日本橋へ転院の場合、夢クリでの検査内容はそのまま引き継がれますので、NAC初診の時、私が改めて何か検査をするって事はありませんでした。
が、夫は「クルーガーテスト」というものをNAC日本橋で初めて受けました。これは夢クリの初診が2015年以降の人は必ず受けているそうです。私達は2014年の冬が夢クリ初診でしたのでこの検査を受けてなかったとのこと。
【クルーガーテストとは?】
検査時に特殊な溶液を使用し、精液中の精子に色付けを行ってから顕微鏡で精子の奇形を見る検査。精子の形はWHOが6つのタイプに分けられると定めています。正常な形をしていると分類されたタイプの割合が全体の14%以上なら、正常だと言われています。正常なタイプの割合が低ければ低いほど、妊娠がしづらくなります。正常な形が4%以下だと奇形精子症と診断されます
とのこと。この結果、夫は4%以下でした
これを説明してくれるショーキチ先生。
夫とわたし、真面目な顔でその話を聞く。
これは頭がつぶれとる・・・
これは頭が小さい・・・
これは頭がかけとる・・・・・
ブツブツとたくさんの夫の精子を見せてくれました。
2、3個聞いてるうちは「うんうん」と真剣に聞いていましたが、これが10個くらい続くとわたし、そのショーキチ先生のダメ出しの多さに思わず、「ぷっ」と吹き出してしまいました。
(やべっ、笑っちゃったよ)と夫を見ると
夫は(なんで笑ってんだよ?)って顔でした。
(そうだよね、ほんとごめん夫、でもショーキチ先生のテンポがなんか面白かったんだよ)
という、検査結果から今度採卵するときはICSI(顕微授精)ではなくてIMSI(イムジイ)にしましょうというお話をいただいたわけなんです。
IMSIは高倍率で精子を観察し選ぶので、頭の中のつまり具合などを見て選ぶ事ができるそうです。ちなみに遺伝的なものや染色体異常などはこれではわからない。ICSI(顕微授精)同様に目視ではあるけれど、IMSIは高倍率なことでよりいい精子を選ぶことができる。
・・・と、わたしは解釈しました
ということで現在凍結している胚盤胞ちゃんは、このIMSI対応したいだきましたちなみにですが、料金体制はIMSIにしてもICSI(顕微授精)と同料金だそうです。ありがたや~
夫はすごくショックそうでしたが、新しい提案に嬉しそうでした
前向きー