おはようございます

仙台のクリスタルボウル 奏者 ホリスティックセラピスト

えんどうそのこです

 

読んでいただきありがとうございます

このブログでは私のライフヒストリーを綴っています

 

 

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この学校では

こんなこともありました

 

 

中学校というのは

当時(今も?)放課後の部活動は全員必須

しかも8割9割が運動部でした

 

 

今でこそ

吹奏楽部とか書道部とか

美術部とか英語部とか耳にしますが

当時 地方では

街の方に行かなければ

そのような部活はなかったのです

 

 

そんなわけで

赴任すると

担任教科のほかに

部活動や週一の必修クラブを持つわけです

 

 

大抵

転勤された先生の後がまになることが多く

 

私は

この学校では

軟式テニス部の顧問になりました

 

 

 

 

軟式テニス・・・

 

 

実は中学生の時

軟式テニス部員ではありました・・・

 

 

でも野山遊びや

山歩きが好きな

お転婆少女ではありましたが

 

特に運動神経が良いわけでもなく

選手でもなかった気がします

 

 

担当の部活に経験が豊富な先生が多かったので

どうしようとも思いました

 

 

しかし

テニスが好きな生徒だけでなく

友達と一緒だからとか

ほかにはできそうな部活がないとかで

入ってきている生徒もいるし

 

高度な技術の指導は無理かもしれないけれど

楽しさや 一つのことを仲間と続けた達成感を感じてもらえたらと思い

部活に出かけていきました

 

 

でも 私のできることと言ったら 

話を聞いたり 練習に付き合ったり

練習を見届けるぐらい

 

慣れてきてからは

自分たちで計画を立ててもらい

 

褒めたり 気づいたことを話したり

実技は せいぜい ボレーやスマッシュの練習の

サーブを出したりするくらいでした・・・

 

(生徒と試合をしてボールがぶつかったこともありました・・・)

 

 

ところが・・・

 

 

何も教えていないのに・・・

 

 

生徒たちは 次第に上手くなっていきました・・・

 

 

当時の生徒たちが素質を持っていて

メンバー同士 まとまりもあったからでしょう

 

 

そして

彼女たちは

 

もっと練習したい

それも

上手な学校と練習試合をしたい

先生頼んでと言ってきました

 

 

私もドキドキしながら

強豪校の先生に練習試合を申し込み

快諾していただいて

みんなを連れて行くと

 

彼女たちは 

それこそ全力で粘り強く試合にのぞみ

大負けしても 試合が終わると

パパーっと相手の強豪校の先生(コーチの場合も)のところへ駆け寄り

 

大きな声で

「ありがとうございました!!」といってお辞儀をしました

 

そして

「私たちの今日のプレーで気がついたことをご指導ください!!」と言って

真剣に先生を見つめながら聞き入っているではありませんか。

 

 

先生方の中には

身振り手振りを入れながら

フォームについて教えてくださったりする方もいました。

 

生徒たちは時にメモなども取りながら

吸い取るように話に聞き入って帰ってくるのでした。

 

私としては

おいおい

どこで知ったんだ そんな勉強法?

という感じでした^^;

 

 

学校に戻ると

翌日からは教えてもらったことを生かして

徹底的に集中して練習していました

 

 

私も流石に

みんな 大したもんだよと ほめまくりました

 

 

強豪校との練習試合は

その後も続きました

 

 

 

そのうち

生徒たちはどんどん力を伸ばし

 

郡大会を突破し

県大会まで出場してしまいました・・・

 

うちの学校の軟式テニス部としては

史上初の快挙でした・・・

 

 

県大会の後

みんなで喜び合いました

 

 

 

 

今どうしてこのことが思い浮かんだのかなと思うのですが

 

 

あれは

ライドを手放し

できないことはできないとカッコつけずに伝えて

できることだけやっていたら

生徒たちが上手に私を使ってくれたってことだったのかな

と思うんです

 

 

相手が大人でもこどもでも

 

正直に

自分をさらけ出してみると

周りが動いてくれるってことなのかな って。

 

 

 

ちなみに 対戦校の先生方には

生徒たちのこと とても褒めていただきました

 

そして決まってきかれました

 

「どんな指導をすると

 あんなふうにやる気があって

 向上心のある生徒たちが育つんですか?」って。

 

 

・・・いや 指導してないんです・・・

 

とは とても言えませんでしたが・・・ 

 

 

 

人を育てるのは

いつも自分がリーダーになって引っ張っていくやり方だけじゃない

 

無理せず カッコつけず

自分の身の丈を そのまま出して

一緒に考えていこうって感じでもいいんだって

 

生徒たちに教わったなあって思います

 

 

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明日に続く・・・