偶然がきりとる瞬間
意味を持って
かたりかけてくるそれは
意識をむけなければ
ほおにふれた
風のように
つかめないまま
通り過ぎていく
こころをひらき
ひもとかれる言葉
胸の内に届く感覚
差し込む明るさ信じる
にぎりつづけた
かたちを手放し
流れにゆだね
今をたゆたう
ふと手をのばし
差し出されるぬくもり
その温度をたどり
自分がむかう先へとつながる
自分がつくりあげた
わくからはなれたわたしが
息を深く胸に
引き入れていた事に
気がついた
明るさに照らし
分からない事を素直に問う
しめされるように
めぐる詞と
胸の奥にやさしく飛び込むことば
すべての響きが
合わさりかさなり
つむがれていく
胸の内にあたため
ひもとき
明るさにふれる
届き続ける温度を
胸の内にむすび
感覚に残る
そのたしかさだけを信じて
この場所から
歩いていきたいと思った

