日々の音からほんの少し離れて

目を閉じた

 

遠くでそよく葉が紡ぐ

風のせせらぎの音

 

暑い夏の日差しの中

出会いに心を動かしわらう

たくさんの子供たちの

まなざしの輝き

 

セミたちの声が「命の今」を響かせてる

 

いろんな景色が

ただ胸にうかんでいく

 

こころは静寂のまま

たくさんのいろどりにふれていく

 

いつのまにか

かかえていたものは

風に消えて

最後にのこったのは

ただそこに「在る」

それだけの感覚

 

明るさの中にただ穏やかに

ひとりこころが立ちつくすことなく

守られたまま

そこに在る

 

息をゆっくり胸に取り入れた

広がりゆくこの感覚を

残していく

 

なぜ胸の感覚が

明るさの中

なみだをじんわりすくいあげるのか

わからないまま

ただそのままを感じていく

 

目を開けた時の

音の静けさの中で

こころが立ち上がり

またもう一度

前へと歩き出していた

 

 

 

皆様どうぞ元気に一日をお過ごしください。

(*´▽`*)